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03月02日-02号

  • "小林清悟"(/)
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  1. 庄内町議会 2022-03-02
    03月02日-02号


    取得元: 庄内町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-14
    令和 4年  3月 定例会(第2回)              第2日目(3月2日)1 本日の出席議員は次のとおりである。 1番 スルタン ヌール 2番 工藤範子   3番 石川武利   4番 阿部利勝 5番 長堀幸朗     6番 齋藤秀紀   7番 加藤將展   8番 上野幸美 9番 國分浩実    10番 小林清悟  12番 鎌田準一  13番 五十嵐啓一14番 小野一晴    15番 石川 保  16番 吉宮 茂1 本日の欠席議員は次のとおりである。11番 澁谷勇悦1 本日の議事日程は次のとおりである。  日程第1 議案第5号 令和4年度庄内町一般会計予算  日程第2 議案第6号 令和4年度庄内町国民健康保険特別会計予算  日程第3 議案第7号 令和4年度庄内町後期高齢者医療保険特別会計予算  日程第4 議案第8号 令和4年度庄内町介護保険特別会計予算  日程第5 議案第9号 令和4年度庄内町風力発電事業特別会計予算  日程第6 議案第10号 令和4年度庄内町水道事業会計予算  日程第7 議案第11号 令和4年度庄内町下水道事業会計予算  日程第8 議案第12号 令和4年度庄内町ガス事業会計予算  日程第9 発議第1号 予算特別委員会の設置について  日程第10 一般質問1 地方自治法第121条第1項の規定により会議に出席した者の職氏名は次のとおりである。          庄内町長            富樫 透          庄内町教育長          佐藤真哉          庄内町農業委員会会長      若松忠則          庄内町監査委員         安藤一雄          庄内町選挙管理委員会委員長   吉泉豊一1 議事説明のため、会議に出席した者の職氏名は次のとおりである。 総務課長    佐藤美枝  企画情報課長 佐藤博文  環境防災課長 藤井清司 税務町民課長兼会計管理者  保健福祉課長 鈴木和智  子育て応援課長         富樫 薫                      加藤美子 建設課長    佐藤直樹  農林課長   佐々木平喜 商工観光課長 松澤良子 立川総合支所長 渡部桂一  企業課長   齋藤 登 総務課主査兼文書法制係長  今井真貴 教育課長    佐藤秀樹  社会教育課長 鶴巻 勇1 本日の議長は次のとおりである。 庄内町議会議長       吉宮 茂(午前) 庄内町議会副議長      石川 保(午後)1 本日の書記は次のとおりである。 議会事務局長        成田英樹   議会事務局書記      佐藤博子 議会事務局書記       杉山恵理   議会事務局書記      佐藤一視 ○議長 おはようございます。ただいまの出席議員は15人です。定足数に達しておりますので、ただいまから令和4年第2回庄内町議会定例会2日目の会議を開きます。                          (9時30分 開議) ○議長 事務局長から諸般の報告をいたします。 ◎事務局長 おはようございます。初めに議員並びに説明員の状況につきまして報告いたします。澁谷勇悦議員、体調不良のため欠席との報告を受けております。 次に、本日配付の資料について申し上げます。「令和4年第2回庄内町議会定例会議事日程(2日目)」、以上でございます。 ○議長 ただいまから本日の会議を開きます。 議事日程は予めお手元に配付のとおりであります。 日程第1、議案第5号「令和4年度庄内町一般会計予算」、日程第2、議案第6号「令和4年度庄内町国民健康保険特別会計予算」、日程第3、議案第7号「令和4年度庄内町後期高齢者医療保険特別会計予算」、日程第4、議案第8号「令和4年度庄内町介護保険特別会計予算」、日程第5、議案第9号「令和4年度庄内町風力発電事業特別会計予算」、日程第6、議案第10号「令和4年度庄内町水道事業会計予算」、日程第7、議案第11号「令和4年度庄内町下水道事業会計予算」、日程第8、議案第12号「令和4年度庄内町ガス事業会計予算」、以上8案件を一括議題といたしたいが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長 異議なしと認め、8案件を一括議題といたします。 議案第5号「令和4年度庄内町一般会計予算」から議案第12号「令和4年度庄内町ガス事業会計予算」までの予算8案件について、提案理由の説明を求めます。 まず初めに、令和4年度予算編成と施政方針について、町長より所信の表明を求めます。 ◎町長 おはようございます。それでは、私の方から令和4年3月定例会におきまして令和4年度の施政方針、庄内町一般会計予算案、各特別会計予算案について説明させていただきます。 世界情勢は、ロシアのウクライナへの侵攻が厳しさを増し、多くの死者や負傷者が出るなど余談を許さない緊張状態が続いています。 また、感染拡大が世界的に広がっている新型コロナウイルス感染症は、徐々にインフルエンザウイルスに近づいているとの見方もありながらも、オミクロン株の感染拡大はなかなか収まらず、3回目のワクチン接種や11歳以下の小児へのワクチン接種が急がれる中、3密対策、不織布マスク、換気、手洗いの励行などの予防策が必要な生活が続いています。また、2月中旬には全国36の都道府県、過去最多の区域にまん延防止等重点措置が適用され、新規感染者が1日当たり10万人を超える日があるなど、厳しい状況が続いております。 一方、経口薬の早期認証や検査体制の拡大整備が期待され、蓄積知見による的確な予防策を講じるとともに、医療、介護、福祉部門に勤務する職員(エッセンシャルワーカー)の弛まぬ感染予防対策への尽力をいただきながら、併せて、ウィズコロナの時代に沿った経済活動や社会活動も進めていかなければなりません。ポストコロナにおける新しい生活様式や都市から地方への流れは、これまでとは大きく異なるまちづくりとなります。また、少子高齢化に伴う産業構造の変化、気候変動に対応するゼロカーボンへの取り組み、AIの進歩に合わせたデジタル化の推進、危機管理に備える消防・防災力の強化などは、全国的な共通課題となっています。 庄内町は合併から17年目を迎えました。いま一度、合併時に掲げた本町の特長と優位性、地域資源の掘り起こしと有効活用をポストコロナに向け、しっかりと進めていくときと考えています。本町は合併以前から「風力発電発祥の町」として環境施策に取り組んできました。2050ゼロカーボンへの取り組みやSDGs(持続可能な開発目標)の推進は、時代の大きな流れであり地球規模での取り組みとなっています。町民節電所や3R運動をはじめとする各種施策に、町民一人ひとりが「自分事」として取り組むことが求められています。 また、本町が持つ多様な地域資源の活用はまだまだ十分と言えません。さらなる掘り起こしや磨きをかけて、地域の名産や特産品を地域ブランドへと繋げ情報発信することが活性化への近道になると考えます。これには、課を越えたプロジェクトチーム、民間及び各種団体を巻き込んだ横断的・縦走的組織と取り組みが必要です。具体的なプロジェクトチームとしては、①再生可能エネルギー農山漁村活性化基金(風車)プロジェクト、②DX(デジタルトランスフォーメーション)プロジェクト、③企業誘致プロジェクト④地元産品ブランド化プロジェクト、⑤移住・定住プロジェクト⑥児童発達支援プロジェクト⑦危機管理体制強化プロジェクトの七つを立ち上げます。これまでの形式や手法にこだわらず、様々な枠を越えて成果に繋がるよう強化・推進します。 町単独では難しいインフラ整備やコロナ対策、医療、観光、産業振興など、スケールメリットを生かす広域連携は庄内2市3町でしっかり進めます。特に高規格道路の推進は内陸と庄内のゲートウェイとして、余目駅は鉄路の要衝として、庄内空港や酒田港へのアクセスの良さも強みとして、企業誘致、テレワーク、移住・定住、観光振興などにも本町の良さを生かしてまいります。併せて、国、県への要望事項や連携についてもさらなる強化を図ります。 令和4年度からは、公民館が新たにまちづくりセンターとしてスタートします。移行にあたり、これまでの社会教育、生涯学習への取り組みも継続して推進していきます。また、地域コミュニティの基本は「相互扶助の精神」であることを町民の皆さんにご理解いただきながら、それぞれの独自性を生かしより使いやすく、親しみやすい地域の活動拠点とします。また、立川地域においては、現在の狩川幼稚園、狩川保育園から民間認定こども園「からふる」に移行し幼児教育・保育のさらなる充実を図ります。少子化、人口減少が避けられない中、未来を見据え教育、福祉制度の環境整備を進めます。 大型事業につきましては、図書館整備事業の1期工事が令和4年11月竣工予定、令和5年11月全館オープンのスケジュールで工事が進んでいます。また、立川総合支所改修工事は令和5年3月の竣工後、7月オープンの予定で計画しています。公共施設のあり方については、令和3年3月に改訂した「庄内町公共施設等総合管理計画」に基づき、総資産量の適正化や長寿命化、民間活力の導入等を含め、計画的に取り組んでまいります。 令和4年度一般会計予算は総額122億6,400万円となり、歳入不足を補うため、減債基金より4億円、財政調整基金より2億5,400万円繰り入れしましたが、繰入金全体では前年比726万5,000円の減額となっています。また、町債につきましては、立川総合支所改修整備事業債文化創造館改修事業債が皆増したものの、臨時財政対策債図書館整備事業債などの減額により、前年比2億5,690万円の12億4,310万円となりました。引き続き第3次庄内町行財政改革推進計画に基づいて「限られた予算の中で最大の効果」が発揮できる予算執行に心がけ、自立したまちづくりに努力していきます。 令和3年度よりスタートした第2次庄内町総合計画の後期基本計画では、目指す将来像「人と自然が輝き合う日本一住みやすいまち庄内町」の実現に向け、時代に合わせチェンジすべきもの、新たな手法で取り組むべきものを整理しながら、「豊かさが実感できるまち」を目指して、全町民の皆さんとともに「チーム庄内町」として英知を結集し持続可能な町に発展させていきます。 次に、「総合計画」における重点構想の5本の柱を中心に、主な事業の考え方を申し述べます。 [重点1]「産業活力日本一まちづくり構想」 多様な産業の創出や雇用機会の確保を図るため企業誘致、ブランド化のプロジェクトチームを立ち上げ地域経済の活性化に繋げます。 高速交通インフラは、観光インバウンド対策として、庄内一丸となって、庄内空港滑走路の2,500m延長を国・県に要望していきます。高規格道路「新庄酒田道路」は、戸沢立川道路、延長約5.8kmが事業着手となり、測量設計が進められています。この事業が庄内町全体の発展や安心・安全なまちづくりの大きな好機となるように、全区間の事業化に向け、関係市町村と手を携えて強力に推進していきます。 人口減少対策及び定住化の促進を図るため、民間の宅地開発を引き続き支援します。 従来の持家住宅建設祝金などの住宅建設支援制度は、定住応援住まいづくり補助金制度に一元化して、県との協調補助事業と合わせ継続し、新型コロナウイルス感染症による住宅産業への影響を踏まえ、「新しい生活様式」に対応した住宅支援と合わせ、さらに町への移住・定住のけん引力となり地域経済の活性化策として関連業界の振興を図ります。 本町への移住・定住を促進するため移住コーディネーターを継続して配置し、移住前後のフォロー体制を確保するとともに、移住支援サイト等で先輩移住者の声を広く発信し、新たな移住を誘導します。また、移住者同士の交流の場を設け、町との意見交換を行いながら新たな移住者のサポーターとなる連絡会の創設を目指します。 任期を満了した地域おこし協力隊による、町内での地域活性化に資する活動を支援することで、本町への定着・定住を促進し、情報の発信を通じて関係人口の拡大に努めます。 ふるさと応援寄附金制度は、町財政や産業振興に大きな効果があることから、6次産業化・地産地消の推進を図り、本町の魅力や施策、特産品をPRし、寄附(応援)者の拡大や産業振興の活性化に繋げます。 新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、経済活動に大きな影響を受けている商工業の活力を維持し経済循環を促進していくために、消費喚起対策や資金繰り支援、雇用対策等を随時図り、国や県、各支援機関と連携したきめ細かな支援を講じていきます。さらに、町内における事業所の減少を抑え、新たに起業する方や町内に出店する方を支援するとともに、商工会と連携し、個店の経営計画の策定・実施による事業拡大や持続的な事業展開に初めて取り組む小規模事業者を支援します。 企業誘致については、地域経済の活性化と就労の場の確保を図るため、幅広い業種の企業誘致のあり方について関係機関等プロジェクトチームで検討してまいります。 6次産業化の推進は、新産業創造館(クラッセ)と立谷沢川流域活性化センター(タチラボ)において特産品づくりに取り組む方々への支援を行うとともに、地域が一体となって取り組む6次産業化への拡大、発展を図ります。また、農商工連携により地域資源を活用した商品のブランド化を進め、地域の稼ぐ力を創出する仕組みを構築します。 観光振興事業については、新たな祭り「しょうない氣龍祭」を起爆剤に、地域特性を活かした滞在型観光メニューの開発、観光関連事業者との連携を図り、交流人口の拡大、稼げる観光産業づくりに繋げます。 月の沢温泉北月山荘は、軌道に乗りつつある食堂経営と連携し、休館期間を12月と1月の2ヵ月に短縮して、宿泊は週末中心に1人から受け入れるなど冬期完全休館からの営業拡大を図り、本町の四季の魅力を体験できる拠点施設として誘客促進を図ります。また、地域おこし協力隊は、北月山荘総支配人の後任として、誘客に重点を置き活動する隊員を新たに募集します。 清川歴史公園(清川関所)は、地域おこし協力隊と連携し、地域と一体となって誘客を図ります。 楯山公園は、由緒ある桜の名所として受け継いでいくため、桜の樹勢診断等を行い、より良い公園の維持管理や桜の植替計画策定に生かしていきます。 稲作は、主食用米の需要減少傾向が続く中、新型コロナウイルス感染症の長期化による業務需要の減少と令和3年産米在庫の増加も加わり、米価下落が続いているため、国の水田活用の直接支払交付金及び米需給調整に係る補助金の対象作物を拡大するなど、より一層の複合経営を推進し、需給調整と生産者の収入確保を図ります。また、「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」は、本町米生産農家の米づくりへの意欲の維持向上と「日本一おいしい米の里」としての情報発信を強力に図るとともに、米需要拡大への一助となるべく引き続き開催していきます。 本町の農業者は、30年前から約3分の1の約800経営体にまで減少しており、本町の活力ある農業経営を維持していくためには、新規就農者の確保が喫緊の課題となっています。国の新規就農者育成総合対策事業農業次世代人材投資事業を活用し、若い農業者の就農支援を推進します。 花きは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける花き生産者の支援として、次期作への生産意欲の維持・向上に向けた花き種苗費に対する補助や、花きの需要拡大と産地応援・PR事業を引き続き実施します。また、「世界一品質の高い花づくり」の取り組みとして、トルコギキョウの新品種等の試験圃場導入事業を継続するとともに、新規就農を目指す地域おこし協力隊員の花きを中心とした活動を支援します。 また、花き等におけるスマート農業の導入推進として、ICT等の先端技術により省力化や生産性向上、高品質生産に取り組む農業者を支援します。 畜産は、依然として国内で猛威を振るう豚熱への対策として、引き続きワクチン接種経費の一部を助成し、豚熱発生防止及び養豚農家の負担軽減を図ります。 林業は、森林環境譲与税を活用した事業として、民有林所有者を対象とした意識調査とレーザー測量を実施し、森林の管理状況の把握と森林資源情報の収集を行います。また、県や森林組合等と協議会を設置し、後年度に予定している意向調査の足掛かりとなるモデル地区を選考します。 [重点2]「子育て・教育日本一のまちづくり構想」についてでございます。 「スポーツ・健康まちづくり」においては、スポーツ庁長官表彰、余目第三小学校の「学校新聞日本一」を新たな糧として子育て・教育日本一のまちづくりを推進します。 将来を見据え、より良い学びや持続可能な教育環境を作るため、令和3年度に引き続き学校適正規模・適正配置審議会を開催するとともに、町民の意向を把握するため、中学生以下の子どもを持つ保護者、地域住民及び教職員を対象に学校のあり方に関するアンケートを実施します。 小中学校においては、年々増加する特別に支援が必要な子に対応するため、特別支援学級講師を増員し、子どもの支援と教職員負担の軽減を図ります。また、幼稚園においては、幼児教育、預かり保育及び特別に支援が必要な子への支援などの充実を図るため、正職員の配置を増やします。 学校の働き方改革を踏まえた休日の中学校部活動の段階的な地域移行に向けて、部活動指導員を増員するとともに、立川中学校・余目中学校の両校を対象とした合同部活動をモデルケースとして試行します。 長年にわたり実施してきた「庄内町ひまわりっ子誕生祝金」を見直し、第一子からすべての新生児を対象とする「庄内町誕生祝金」を新設して、子育て世帯を支援していきます。 幼児教育と保育の一元化を図るため、狩川幼稚園及び狩川保育園を民間認定こども園に移行します。民間活力による質の高い教育・保育を推進するため、運営を支援していきます。 保育園においては、保護者の様々な保育需要の高まりに対応するよう、多様で良質な保育サービスの提供の充実を図ります。また、児童が放課後などに安全・安心な遊びの場や生活の場の提供を受けることができるよう学童保育所における保育環境の整備を図ります。 子育て支援センターは、地域における子育て支援の拠点として、相談・援助の実施、交流の場の提供及び交流の促進、子育て関連情報の提供に努めていきます。 発達において障がいや課題のある子どもとその保護者や支援者に対して、支援の充実を図るため、身近な地域における支援拠点となる「児童発達支援センター」が有する機能を担う事業を実施するとともに、本町における支援拠点の体制整備を図ります。 児童虐待防止対策は、要保護児童対策地域協議会において児童相談所をはじめとする関係機関や子どもを守る地域ネットワークとの連携強化に努め、子どもやその家庭を支援する支援者のスキルアップを図り、子ども家庭総合支援拠点の機能を強化します。 余目第一小学校区、余目第二小学校区、余目第四小学校区及び立川小学校区において放課後子ども教室を実施、放課後の子どもの活動を支援し、子どもの居場所づくりを進めます。 図書館整備は、図書館等整備工事の進捗に併せ、備品搬入など関連する準備作業を進め、令和5年2月の新図書館仮オープンを目指します。なお、現図書館の解体は令和5年1月を予定しています。 文化創造館大ホールの舞台照明設備は、設置から約22年が経過し老朽化していることから、LED照明への更新を含めた改修工事を実施します。 子育て世代を応援し、定住促進と人口減少の抑制を図るための「子育て応援住宅」は、仕事と子育てしやすい住環境の維持を含め、継続して管理します。 県立庄内総合高等学校が令和4年4月に昼間定時制と通信制を併設しスタートします。その魅力ある学校づくりを支援するため、生徒活動支援の拡充を図るとともに、通学費助成に加え、就職等に有利となる資格取得支援助成を見直し、関係機関と連携して学校の発展及び地域の活性化を図ります。 [重点3]「健康長寿日本一まちづくり構想」 WHO(世界保健機関)が定めた心身ともに健康なWell-being(良好な状態)に向けて健康施策を推進します。子どもから高齢者まですべての町民が心身ともに健やかで暮らせるよう健康長寿日本一に向けた健康づくりに取り組みます。 妊娠期から子育て期では、安心して子育てできるよう「子育て世代包括支援センター事業」において専門職による育児サポートを行うとともに、新たに出産費用の経済的負担軽減のため「出産支援給付金」を支給します。また、3歳児健診に眼科屈折検査を導入し健診内容の充実を図ります。 新型コロナウイルス感染症については、引き続き感染拡大防止のための普及啓発及び医療機関との連携を図り円滑なワクチン接種を実施します。 予防接種事業では、これまで積極的勧奨を中止していた子宮頸がんワクチン接種勧奨を再開するとともに、接種ができなかった期間の接種対象者に対しても接種費用を無料とし実施します。 障がいを理由とする差別の解消の取り組みとして、福祉事業所や親の会等のバザー等の開催を関係機関と連携し支援を行います。 高齢になってもできる限り健やかな日常生活の継続が実現できるよう、元気なときから健康増進と介護予防に取り組む地域活動を推進するため、高齢者の保健事業と介護予防事業を一体的に実施します。 健康寿命延伸のための取り組みとして町内の温泉、理美容、プール、体育施設など新たな協力事業所と連携し健康づくりの推進を図るため、新たに65歳以上の方を対象とした「健康ライフ応援事業」を実施します。 がん対策事業では、がん患者の支援として山形大学医学部での重粒子線がん治療に係る先進医療費の助成を行います。また、「がん検診」の無料化は国の指針に基づく検診を対象として継続し、精密検査の受診率向上に取り組みます。 人生100年時代において、今後も増加が見込まれる認知症について、地域や関係機関との連携を強化し認知症に関する知識の普及啓発と認知症の高齢者やその家族の支援施策について継続して取り組みます。 介護が必要な方やその家族の支援として「庄内町高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画」は、介護保険法の理念に基づき適正かつ持続可能な保険制度の運営に取り組みます。 町営バス事業においては、路線バス酒田余目線が令和4年7月末をもって廃止になることから、代替手段としてデマンドタクシーの新路線を運行します。 人口減少や高齢社会をはじめとする地域課題の解決を図り、参画と協働の地域活動の拠点づくりへの転換を図るため、公民館をまちづくりセンターに移行し、拠点施設を核とした地域づくりを推進します。 [重点4]「安全・安心日本一のまちづくり構想」 命を守る、生活を守ることはまちづくりの基本です。災害・事故の未然防止や被害拡大防止のための各種施策を実施します。 庄内町地域防災計画に基づき、安全・安心の強化を図ります。また、優先度が高い避難行動要支援者の個別避難計画の作成に向けて取り組んでいきます。 非常備消防運営事業では、消防団員の処遇改善を図るため、年額報酬等の見直しを行います。 交通安全事業では、高齢者の運転による交通事故防止を図るため「高齢者運転免許証自主返納支援事業」を引き続き実施します。 災害対策事業では、豪雨の際に、住宅地に影響が出る宮曽根排水路の京田川への排水作業を行うため、最上川土地改良区の宮曽根揚水機場を排水ポンプ場として協定に基づき運用します。 立川総合支所改修整備は、令和3年度の実施設計を踏まえ工事を行い、まちづくりの新しい拠点となる官民一体型複合施設に用途変更するとともに、地域の活性化に向け、狩川まちづくりセンター指定管理者狩川地区地域運営組織「風来風流の会」)等と協力し、より良い運営の仕組みを作っていきます。 ライフラインであるガス・上下水道の公営事業については、引き続き安全・安心かつ安定供給に努め、健全な経営を行っていきます。 [重点5]「環境共生日本一のまちづくり構想」 循環型社会の取り組みは時代のキーワードです。持続可能なまちづくりに向け、環境施策を加速化します。「風力発電発祥の町」として、庄内町農山漁村再生可能エネルギー基本計画に基づき民間事業者による風力発電事業など再生可能エネルギーの利用を推進し、事業収益の一部を農林業の発展に資する取り組みに活用できるよう、体制を構築していきます。 また、ゼロカーボンシティの実現に向けて地球温暖化対策に努めるとともに、3Rの推進によりごみの減量化及びリサイクル率の向上を図るため、生ごみ処理機等普及事業補助金や木質ペレットストーブ等導入支援事業補助金等、循環型社会への取り組みも強化します。 令和4年度の一般会計特別会計及び企業会計予算額を申し上げます。一般会計は122億6,400万円、国民健康保険特別会計は22億5,500万円、後期高齢者医療保険特別会計は2億8,757万7,000円、介護保険特別会計は30億1,752万9,000円、風力発電事業特別会計は4,267万5,000円、水道事業会計は10億8,802万4,000円、下水道事業会計は16億8,866万7,000円、ガス事業会計は8億7,585万1,000円、特別会計・企業会計の合計が92億5,532万3,000円となります。なお、一般会計と合計した額については、215億1,932万3,000円となります。 なお、国の令和3年度補正予算第1号より令和4年度に繰り越される新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業については、令和4年度一般会計補正予算第1号として、①感染拡大防止のための「公共的空間安全・安心確保事業」、②農業・商工業・建設業・観光産業等の回復、事業所存続等の経済的支援、③テレワークや移住支援による新しい人の流れを作るなどの13事業について取り組みます。また、本町に予定されている交付予定額1億9,138万5,000円の残額については、今後の感染症状況等を的確に把握しながら、必要なときに必要な対策をタイミングを逃すことなく対応してまいります。 最新のウイルス研究によれば、ウイルスは人間が誕生する遥か以前、今から30億年前には地球上に出現したと考えられています。つまり、この時点から細胞レベルでの共生が始まったと言われています。一方、人類の進化は集団生活を保つために密集、密閉、密接の3密の歴史を繰り返してきました。 コロナ感染症との戦いはこの矛盾した状況を解決すべく、人類の歴史の新しいステージに入ったのかもしれません。「進化は競争と共生から生まれる」とされています。しっかりと現状分析しながら、自身の強みを生かし環境に適応しながら「種の保存」が行われてきたように、今まさに、まちづくりの真価(進化)が問われています。 時代に合わせた柔軟な発想のもと、目指すべきビジョンを明確にして多様性を享受し、誰ひとり取り残さない社会の実現に向け、全職員が一丸となり「オール庄内町」で取り組むまちづくりへと進化させていきます。議員各位におかれましても、思いを共有させていただき全町民のみなさんの幸福実現のため最大限のご協力をお願い申し上げ、令和4年度の施政方針といたします。 令和4年3月吉日 庄内町長 富樫 透 ◎総務課長 おはようございます。私の方からは令和4年度庄内町一般会計予算案の概要についてご説明をさせていただきたいと思います。 先程町長からもありましたように、今回提案いたしました一般会計予算案の総額は122億6,400万円で、令和3年度当初予算に比較しまして1億1,200万円の増額、率にして0.9%増となっております。 説明については、町長の施政方針とだいぶ重なるところがありますが、特徴的なものを中心に申し上げたいと思います。 最初に、事項別明細書に基づきまして歳出から説明いたしますので、33ページをお開きください。 1款1項1目議会費では、議長、副議長、議員計16人分の報酬4,177万2,000円を計上しております。特別職報酬等審議会の答申、議会の決定等を踏まえまして、改選後の7月以降は定数14人で、報酬の月額をそれぞれ2万5,000円増額する予算として計上しております。 49ページ、2款1項6目企画費では、ふるさと応援寄附金事業として、歳入は前年度同額の6億5,000万円を見込むとともに、その関連経費として、7節記念品等2億4,300万円は、返礼品として定期便を含めまして計上しております。11節広告料374万円は、町の魅力や特産品を効果的にPRし、寄附者の定着化を図るため計上しておるものであります。 18節庄内総合高等学校生徒活動支援補助金75万8,000円は、地域活動支援の強化を図るため従来の地域連携推進費に加算し、スマートフォンを活用した町のPR動画作成や企業見学等に係る事業などの支援を追加するものです。また、庄内総合高等学校支援事業助成金112万8,000円は、学校要望も踏まえ、助成内容を見直し、通学支援と資格取得支援を継続します。 51ページ、7目支所及び出張所費では、立川総合支所改修整備事業として、12節監理業務委託料909万円、14節立川総合支所改修工事4億5,089万円など、合わせて4億6,108万2,000円を計上しております。なお、この予算につきましては、昨日の令和3年度補正予算で可決いただいております。全員協議会資料にも説明してありますが、国の地方創生拠点整備交付金が採択された場合には、令和3年度補正予算対応となりますので、この予算については後に減額をする予定でおります。 8目地域振興費では、予算額1億9,386万3,000円を計上しておりますが、こちらは多くの事業から構成されておりますので、予算説明附属書で説明したいと思います。予算説明附属書22ページからの資料3-2、「令和4年度一般会計2款1項8目地域振興費内訳」をご覧ください。地域振興費17事業のうち、主要な事業について、各事業名の先頭に付している番号に基づき説明をさせていただきます。なお、番号は、財務会計システム上の事業番号のため、通し番号とはなっておりませんので、予めご了承いただきたいと思います。 ①地域づくり関係事業費では、18節コミュニティ助成金500万円、これは和合の里を創る会及び立谷沢地区振興会への助成金として、それぞれ250万円ずつ計上しております。 ⑥町営バス等運行事業費では、12節その他委託料3,298万5,000円のうちデマンドタクシー運行事業委託料870万9,000円を計上しております。そのうち、路線バスの代替手段として8月1日から余目駅と日本海総合病院間の運行に係る分の委託料として328万8,000円を計上しております。 ⑦北月山荘等管理事業費では、宿泊要件の緩和や営業期間等の拡大により、計2,587万1,000円を計上しております。 ⑬定住促進対策事業費では、8節旅費のうち33万円並びに13節その他借上料24万2,000円は、首都圏移住フェアにかかる経費として計上。また、12節に移住促進プロモーション映像制作業務委託料88万円を計上し、情報発信の強化を図ります。18節地域おこし協力隊定着支援補助金255万円は、任期を満了した地域おこし協力隊の定着支援として計上。23節投資及び出資金に、やまがた就職促進奨学金返還支援事業出捐金279万6,000円を計上しております。 ⑯婚活支援事業では、18節庄内町結婚新生活支援事業費補助金150万円、これは国の制度変更を踏まえ、対象をこれまでの34歳以下から39歳以下とするともに、29歳以下の場合は30万円から60万円に増額するなど、支援内容を拡大します。また、庄内町出会い応援事業補助金7万5,000円は、出会い、見合いのマッチング等を行う「やまがたハッピーサポートセンター」の入会に係る登録費用の支援として計上しておるものであります。 ⑳温泉施設管理事業費では、12節まちなか温泉指定管理委託料1,040万円は、まちなか温泉の安定経営の継続及び利用者へのサービスの提供を図るため、計上するものであります。 23ページ、(22)地域おこし協力隊事業費では、北月山荘の総支配人及び清川地区を拠点として活動する隊員のほか、新たに北月山荘総支配人の後任として、北月山荘の誘客に特化して活動をする隊員の配置に係る費用として126万9,000円を計上しております。 (26)地域おこし協力隊事業費(小さな拠点)は、ブランド化推進員として活動する隊員の配置に係る費用476万9,000円を計上しております。 (33)集落支援員事業費では、12節住民アンケート実施委託料143万円は、新たに指定管理者となった四つの学区地区の地区計画策定に活用するための住民意識調査に係る経費として計上しております。 以上が8目地域振興費の主な内容であります。 予算書事項別明細書にお戻りいただきたいと思います。 59ページ、9目電子計算費では、12節委託料に、図書館整備に係る図書館ネットワーク構築業務委託料132万円、まちづくりセンター移行に伴うまちづくりセンター公衆用ネットワーク構築業務委託料213万6,000円、立川総合支所改修に伴う立川総合支所臨時事務室ネットワーク構築業務委託料91万3,000円などを計上しております。14節工事請負費には、図書館整備に係る図書館光ケーブル整備工事101万8,000円、17節備品購入費に、一人一台パソコン等の整備費用として、事務用器具購入費930万円を計上しております。 65ページになります。14目としてまちづくり推進費を新設しております。公民館のまちづくりセンターへの移行に伴い、まちづくりセンター全般に関わる管理運営費等を計上するものであります。1節報酬以降各節には、清川、立谷沢地区の直営施設の経費を計上しております。また、指定管理者導入施設につきましては、67ページ、12節に五つのまちづくりセンター指定管理委託料を計上するとともに、18節に各まちづくりセンターの事業実施経費として庄内町コミュニティ事業推進交付金5,601万4,000円を計上しております。その他としまして、14節まちづくりセンター案内標識更新工事160万6,000円は、道路案内標識の書き換え経費として、18節庄内町みんなが主役のまちづくり交付金385万円は、地域計画の作成や計画に基づく事業実施経費の支援として計上をしております。 71ページ、2項2目賦課徴収費では、22節町税還付金2,827万4,000円及び町税返還金744万2,000円の計3,571万6,000円は、令和元年度に判明いたしました相続財産に係る過年度賦課更正分を含めて計上しておるものであります。 3項1目戸籍住民基本台帳費では、国の補助金を活用しマイナンバーカードの交付体制を整備し、普及促進するための経費として、1節会計年度任用職員報酬6人分のほか、各節に計1,783万9,000円を計上しております。 また、73ページ、12節戸籍情報システム改修業務委託料585万1,000円は、戸籍証明書の広域交付や市町村間の情報連携を可能とするための改修費用として計上しております。 75ページ、4項2目庄内町議会議員選挙費では、令和4年6月をもって任期満了となる町議会議員選挙の執行経費として、計2,424万4,000円。77ページ、3目参議院議員通常選挙費では、参議院議員選挙の執行経費として、計1,634万円を計上。79ページ、4目山形県議会議員選挙費では、令和5年4月に任期満了となる山形県議会議員選挙の執行経費の一部として、計426万9,000円を計上しております。 89ページ、3款1項2目老人福祉費では、7節指導謝礼金20万円と協力謝礼金350万3,000円の計370万3,000円は、健康寿命延伸への取り組みとして高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業に係る保健・医療の専門職への謝礼金として計上、同節褒賞品505万円及び91ページ、12節健康ライフ応援事業委託料73万4,000円は、これまでの高齢者温泉等利用事業を見直し、健康ライフ応援事業として実施する町湯やプール、理美容の無料券、割引券等に係る経費として計上しております。18節庄内町高齢者補聴器購入費補助金10万円は、身体障害者手帳を所持していない(町民税非課税世帯で)軽度の難聴がある高齢者への費用助成として計上しております。 95ページ、2項1目児童福祉総務費では、7節庄内町誕生祝金500万円は、これまでの「ひまわりっ子誕生祝金事業」を終了し、新たな事業として本町に誕生した第1子からのすべての出生児へ祝金を贈呈する経費を計上しております。 97ページ、2目保育所費で、18節庄内町認定こども園移行に伴う運営支援補助金2,380万円は、令和4年度からスタートする民間認定こども園の運営が円滑かつ安定的に行われるよう支援するものであります。 105ページ、4款1項1目保健衛生費では、12節調査業務委託料32万7,000円は、保健センターの建物点検の調査費として計上、18節私的二次救急病院救急体制確保補助金400万円は、庄内余目病院の救急医療体制支援として計上しております。 107ページ、2目予防費では、18節庄内町重粒子線治療費助成金62万8,000円及び庄内町重粒子線治療費利子補給金16万5,000円、これにつきましては公的医療保険の対象とならない山形大学医学部附属病院での治療費の支援として計上するものであります。 109ページ、3目母子衛生費では、17節機械器具購入費137万5,000円は、3歳児眼科屈折検査機器購入費として計上、18節庄内町出産支援給付金580万円は、出産費用の負担軽減のための給付金として計上するものです。 117ページ、6款1項1目農業委員会費では、1節会長報酬59万8,000円及び委員報酬589万9,000円の計649万7,000円は、国の農地利用最適化交付金を活用して、農業委員が行う農地利用の最適化に向けた活動とその成果の実績に対する報酬増額分を含め、特別職報酬等審議会の答申を踏まえ、増額計上しております。 121ページ、3目農業振興費では、7節協力謝礼金385万円は、花き分野の地域おこし協力隊2名に係る謝礼金として計上、123ページ、18節庄内町農業本気やる気プロジェクト支援事業補助金90万円は、花き等におけるICT導入などのスマート農業推進支援分を計上しております。 4目作物生産安定対策費では、12節花き試験圃場導入事業委託料76万円は、トルコギキョウの新品種等の試験圃場実施経費を計上しておるものであります。 125ページ、5目畜産業費では、18節庄内町豚熱ワクチン接種緊急支援事業補助金66万7,000円は、豚熱ワクチン接種経費に対する支援として計上しております。 7目水田農業構造改革事業費では、18節庄内町元気な農業応援補助金780万円は、農産物の産地化、ブランド化を図るため農協等が行う取り組みに対する支援として、庄内町新規就農者育成総合対策事業補助金2,850万円及び庄内町農業次世代人材投資(経営開始型)事業費補助金525万円は、意欲をもって新たに就農する若い世代への支援として、庄内町収入保険新規加入緊急奨励金120万円は、自然災害や新型コロナウイルス感染症による需要減少、価格低下等、農業経営における様々なリスクに対応した収入保険への新規加入促進支援としてそれぞれ計上しております。 127ページ、8目地域農政推進対策事業費では、18節庄内町強い農業づくり総合支援交付金6,000万円は、乾燥調製施設新設工事を実施する農業者への支援として計上しております。 131ページ、12目農地費では、18節県営用排水施設等整備事業負担金1,023万円は、国営かんがい排水事業の関連施設を県営事業において一体的に整備し、より一層の排水機能の強化を図るための負担金として計上しております。 133ページ、2項2目林業振興費では、森林環境譲与税を活用した事業として、12節森林経営管理制度調査業務委託料852万5,000円は、民有林所有者を対象とした事前の意識調査を行い、後年度に予定している意向調査の足掛かりとなるモデル地区の選考を行います。また、18節航空レーザー測量事業負担金409万6,000円は、県が事業主体となり県内の森林経営管理制度の進捗を図るため、広域で実施する航空レーザー測量事業に対する負担金として計上しております。 137ページ、7款1項2目商工振興費では、地域創生ブランド事業として8節旅費124万1,000円、139ページ、12節委託料720万5,000円、13節使用料及び賃借料4万円の計848万6,000円は、外部専門家のノウハウを活用し、庄内町の特産品のブランド化を図るために必要な体制や仕組みを構築するもので、事業初年度は、地域資源の掘り起こしや将来ビジョンの策定経費を計上しております。なお、この事業は、地域総合整備財団地域再生マネージャー事業助成金を活用して実施いたします。 18節庄内町創業者等応援補助金200万円は、新規創業者を対象とした創業資金の利子または空店舗の改装費用への支援のほか、小規模事業者が町内の空店舗を活用して出店する場合の改装費用にも支援を拡充するものであります。 143ページ、4目企業開発費では、18節庄内町用地取得助成金2,082万4,000円は、庄内臨空工業団地あまるめにおいて、リース契約用地の期間満了に伴い用地取得が見込まれるため計上するものです。 151ページ、8款2項2目道路新設改良費では、14節工事請負費に、継続12事業、新規9事業の合わせて21事業の計7,045万円を計上しております。これまでの予算書では具体的な工事箇所等を記載しておりましたが、令和4年度より予算説明附属書の18ページに具体的な工事箇所等を記載しておりますので、ご覧いただきたいと思います。なお、このうち社会資本整備総合交付金事業で整備してきました町道吉岡廻館線道路改良工事を含めた8事業については、令和4年度に完成予定としております。また、交通安全対策補助金事業の表町館長畑線道路改良事業は、14節工事請負費、16節土地購入費、21節物件移転補償費、合わせて2,507万5,000円を計上しております。 社会資本整備総合交付金事業路線工事は令和3年度の国の補正予算で本小野方廻館廿六木線舗装補修工事、吉岡廻館線道路改良工事、榎木丸沼線改良舗装工事の3路線の工事が前倒しとなり、内示1億3,000万円をいただいたため、令和4年度は1,040万円の予算計上にとどまっております。 3目橋りょう維持費では、道路メンテナンス補助事業を活用し、12節長寿命化補修工事設計業務委託料、橋梁点検委託料及び橋梁長寿命化修繕計画更新業務委託料として計2,458万9,000円を計上しております。 159ページ、5項1目住宅管理費では、12節設計業務委託料330万円は、山谷町営住宅B棟の大規模改修等長寿命化工事に係る実施設計業務委託料を計上しております。 18節庄内町定住応援住まいづくり補助金2,700万円は、従来の持家住宅建設祝金事業、リフォーム祝金事業、若者定住促進事業で、申請手続の負担軽減を図り、3事業を合わせ、一つの事業として計上しております。 161ページ、9款1項2目非常備消防費では、1節報酬、消防団年額報酬及び出動報酬として、2,829万円を計上。これも特別職報酬等審議会の答申を踏まえ、増額計上しております。 163ページ、3目消防施設費では、14節消防ポンプ車庫整備工事2棟分の1,045万2,000円を、17節車両購入費3,503万5,000円及び機械器具購入費381万3,000円の計3,884万8,000円は、消防ポンプ自動車1台、消防軽積載車2台及び小型動力ポンプ2台の購入費として計上しておるものであります。 165ページ、4目防災費では、17節車両購入費601万6,000円は、公用車の更新のための購入費として計上するものであります。 167ページ、10款1項2目事務局費では、1節学校適正規模・適正配置審議会委員報酬23万1,000円を計上し、検討を継続するとともに、171ページ、10節印刷製本費23万9,000円及び11節郵便・運送料21万4,000円の計45万3,000円は、基本方針策定のための町民アンケート調査経費として計上するものであります。 169ページに戻っていただいて、7節小学校入学記念品547万4,000円は、複数色から選択できるランドセル贈呈の予算として133人分を計上、中学校入学記念品120万4,000円は、通学用カバン贈呈の予算として142人分を計上しております。 175ページ、2項1目小学校の学校管理費では、1節会計年度任用職員報酬に、特別に支援を要する児童に対応するため、特別支援学級講師10名分の配置を含む予算を計上しています。 181ページ、3項1目中学校の学校管理費では、1節会計年度任用職員報酬に、立川中学校・余目中学校の両校を対象とした合同部活動をモデルケースとして試行するため、部活動指導員1名の増員を含む予算を計上しています。 193ページ、5項3目図書館費では、12節監理業務委託料336万円、廃棄物処理委託料88万3,000円及び195ページ、14節図書館等整備工事2,597万9,000円の計3,022万2,000円を図書館整備事業費として計上しております。 197ページ、5項4目青少年育成費では、12節放課後子ども教室運営委託料475万6,000円は、余目第一、余目第四、立川のぞれぞれの小学校区での放課後子ども教室事業の地域運営組織への委託経費として計上しております。 199ページ、6項2目文化創造館運営費では、12節設計監理業務委託料817万3,000円及び14節文化創造館大ホール舞台照明設備改修工事2億504万8,000円の計2億1,322万1,000円につきましては、LEDへの更新を含む文化創造館大ホールの舞台照明設備改修事業として計上するものであります。 203ページ、7項2目体育施設費では、新たに12節前田野目農村運動公園指定管理委託料736万3,000円を計上するものであります。 210ページからは特別職及び一般職の給与費明細書を、216ページからは債務負担行為に関する調書を、220ページには地方債現在高の見込みに関する調書を記載しております。ご参照いただきたいと思います。 次に、歳入を説明いたしますので、事項別明細書の7ページをお開きください。 1款1項町民税は、1目個人で、均等割の納税者数を1万326人と見込み、個人所得割は、新型コロナウイルスによる影響と米価の下落分について、前年度は国の指標等を基に通常の見積から8%減で見込んでおりましたが、今年度につきましては、令和3年度の実積からその影響を4%減と見込み、現年課税分6億6,260万6,000円に滞納繰越分を加えまして、前年度と比較し1,027万3,000円増の6億6,611万8,000円を計上しております。 2目法人も、新型コロナウイルスの影響を令和3年度の実積で見込み、現年課税分8,431万1,000円に滞納繰越分を加え、前年度と比較し666万7,000円増の8,449万6,000円を計上しております。 2項固定資産税は、地価の下落や新築軽減等の減少要因がありますが、新設された民間風車の償却資産分として、また令和元年度に判明した相続財産に係る過年度賦課更正分が加わったことにより、前年度と比較し7,537万9,000円増の8億6,265万2,000円を計上しております。 3項軽自動車税は、1目環境性能割で前年度と同額の320万円を計上しております。 9ページの2目種別割は、経年車重課台数の増加を見込み、滞納繰越分を加え、前年度と比較し95万3,000円増の7,650万6,000円を計上しております。 4項町たばこ税は、売上本数が減少傾向にあることを勘案し、前年度と比較し94万円減の1億1,122万6,000円を計上しております。 7項都市計画税は、令和元年度に判明した相続財産に係る過年度賦課更正分が加わったことにより、前年度と比較し102万6,000円増の6,146万3,000円を計上しております。 以上が町税の主なものでありますが、1款町税全体では、昨年度と比較し9,412万5,000円増の18億7,635万8,000円を計上しております。 11ページの2款地方譲与税から13ページの12款交通安全対策特別交付金までと、22款町債のうち臨時財政対策債につきましては、地方財政対策、これは国の地方財政対策です。並びに県の交付見込み概要及び前年度の交付実績見込み等により積算をしておるところであります。 15ページの14款使用料及び手数料の子育て応援住宅使用料804万2,000円については、令和4年1月末時点での入居世帯の計16戸の使用料を計上しております。 15ページから23ページの国庫及び県支出金は、それぞれ歳出予算と連動するものでありますので、説明については省略させていただきます。 25ページの18款1項1目一般寄附金は、庄内町ふるさと応援寄附金で、前年度と同額の6億5,000万円を計上しております。 2目農林水産業費寄附金は、昨年11月及び12月に稼働した風力発電3事業者からの再生可能エネルギー農山漁村活性化寄附金1,200万円を計上、43ページ、2款1項3目財産管理費、24節再生可能エネルギー農山漁村活性化基金積立金として全額を積み立てるものであります。 25ページに戻っていただき、19款2項基金繰入金は7億1,138万7,000円を計上、前年度と比較し747万5,000円の減としております。 31ページ、22款町債は、臨時財政対策債を含め15件で、前年度と比較し2億5,690万円減額の12億4,310万円を計上しました。 以上が歳入であります。 次に、予算書の6ページに戻っていただきたいと思います。 第2表 債務負担行為は、庄内町重粒子線治療費利子補給金をはじめ、計6件を設定しております。 7ページ、第3表 地方債は、計15件で限度額を12億4,310万円としております。 その他、資料として予算説明附属書、財政シミュレーション、補助金等増減調書、合併特例債発行状況等を配布しておりますので、ご参照いただきたいと思います。 なお、補助金等増減調書において単位漏れがありまして差し替えをお願いしたところでありますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 以上が、令和4年度庄内町一般会計予算案の概要であります。 ○議長 午前11時10分まで休憩します。       (10時49分 休憩) ○議長 再開します。               (11時09分 再開) ◎税務町民課長 それでは、議案第6号「令和4年度庄内町国民健康保険特別会計予算」につきまして、概要を説明いたします。 初めに、昨年8月に庄内町国民健康保険運営協議会に令和4年度の庄内町国民健康保険税率・税額について諮問し、以後3回の運営協議会を経て今年の1月に答申をいただいております。内容については、被保険者の高齢者の割合の増加やコロナ禍による税収の減少が推測されるが、令和3年度末の基金残高が5億7,000万円程度見込めることから、税率・税額については、据え置くことが妥当との答申をいただいておりまして、それを踏まえた予算案としております。 令和4年度の歳入歳出予算の総額は、令和3年度と比較し1億7,100万円8.2%増の22億5,500万円となります。増額の主な要因は、歳出において2款保険給付費の増加によるものです。 それでは、最初に「歳入」につきまして説明いたします。 事項別明細書の6ページをご覧ください。 1款国民健康保険税におきましては、前年度に比べて584万9,000円、1.4%減の収納額を見込んでおります。 3款1項1目1節普通交付金では、歳出における2款保険給付費のうち、療養諸費・高額療養費・移送費に係る費用に対して、県がすべて町へ交付することから、当該費用の額を計上しており、前年度に比べ1億7,040万1,000円、11.5%増を計上しております。 また、2節特別交付金では、本町が実施する事業に対し、法令等で定める算出ルールに基づき交付される額を算定して計上しております。 5款繰入金1項1目一般会計繰入金は、法令等で定める算出ルールに基づき計上しております。 8ページをご覧ください。 2項1目1節の財政調整基金繰入金1,716万6,000円は、財源不足を補うため、前年度に比べ654万8,000円、61.7%増を計上しております。 7款諸収入におきましては、2項8目1節雑入では、2年に一度作成している窓付封筒に係る広告掲載料7万1,000円を計上しております。 次に、「歳出」になります。10ページをご覧ください。 1款総務費におきましては、1項1目18節負担金、補助及び交付金に、柔道整復施術療養費適正化事業負担金42万2,000円を新たに計上しておりますが、これは、新たに柔道整復施術療養費に係る適正受診の指導を県全体で取り組むための負担金となります。なお、この費用は全額特別調整交付金の対象となり、歳入の6ページ、3款1項1目2節特別交付金の内訳に含まれています。 12ページをご覧ください。2項1目賦課徴収費では、これまで同様、納税相談員2人分の経費、基幹業務システムの経費、滞納管理システムの経費などを一般会計との比率按分で計上しております。 14ページをご覧ください。2款保険給付費では、令和元年度及び令和2年度決算額並びに令和3年度の支払状況の推移などを勘案して算出し、前年度に比べ、2款の合計額で1億7,040万1,000円、11.4%増の16億6,375万1,000円を計上いたしました。 16ページをご覧ください。3款国民健康保険事業費納付金におきましては、1項医療給付費分、2項後期高齢者支援金等分、3項介護納付金分、それぞれの額は県からの算定結果通知によるものです。 18ページをご覧ください。5款保健事業費におきましては、特定健診や生活習慣病重症化予防、保健指導、早期介入、特定健診未受診者対策に係る事業費等を計上しております。 20ページをご覧ください。6款基金積立金におきましては、1項1目国民健康保険財政調整基金積立金では、基金の利子分のみを計上しております。 特別職及び一般職の給与費明細書につきましては23ページに、予算説明附属書の50ページには、本特別会計予算の資料を掲載しておりますので、ご覧いただければと思います。 これで国民健康保険特別会計の説明を終わります。 引き続き、議案第7号「令和4年度庄内町後期高齢者医療保険特別会計予算」につきまして、主だった事項を説明いたします。 初めに、後期高齢者医療保険につきましては、令和4年度から団塊の世代が被保険者となり始めることから被保険者数の増加を見込んでおります。そのため令和4年度の歳入歳出予算の総額は、令和3年度と比較し2,476万7,000円、9.4%増の2億8,757万7,000円となります。 最初に、「歳入」から説明いたします。事項別明細書の6ページをご覧ください。 1款1項1目後期高齢者医療保険料におきましては、1節と2節では、保険者である県広域連合から示された数値に基づいて計上いたしました。 同じく3節滞納繰越分普通徴収保険料では、現在の収納状況を勘案して計上いたしました。 1款保険料の合計額では、被保険者数の増加を見込み、前年度と比べ9.6%増となる、1億9,546万9,000円を計上いたしました。 次に、3款1項1目一般会計繰入金におきましては、1節事務費繰入金では、一般会計で負担すべき事務費負担分を、2節保険基盤安定繰入金では、保険料が軽減措置された分への補てん措置分をそれぞれ計上し、3款全体として、前年度と比べ8.5%増の9,131万8,000円となるものです。 5款諸収入におきましては、3項2目1節雑入では、令和4年10月1日から窓口負担割合2割が導入されることに伴いまして、例年は7月に被保険者証を全員に1回発送していましたが、令和4年度に限り、7月と9月に被保険者全員への2回発送となるため、2回目の郵送費用の財源として広域連合からの雑入37万8,000円を計上しております。 次に、「歳出」について説明いたしますので、8ページをご覧ください。 1款2項1目徴収費では、2年に1回作成している窓付封筒の印刷と先程歳入で説明しました被保険者証の再送付に係る郵送料が加わったことにより、前年度より41万2,000円増としております。 次に、2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金では、保険料等負担金と事務費負担金を合わせ、前年度と比べ9.2%増の2億8,434万6,000円を計上いたしました。 10ページをご覧ください。 3款1項1目保険料還付金は、例年の状況を勘案して計上いたしました。 以上で私からの説明を終わります。 ◎保健福祉課長 それでは、私からは議案第8号「令和4年度庄内町介護保険特別会計予算について」、説明いたします。 初めに、令和4年度の歳入歳出予算の総額は、過去最高額となる30億1,752万9,000円で、前年度比4,799万3,000円、1.6%の増で、第8期介護保険事業計画3ヵ年計画の2年目で計画に基づいた額としております。 なお、来年度の予算及び事業については、令和3年8月時点での国の見える化システムによる本町の介護給付費が県内で上位から4番目と高くなっていること、少子高齢化の影響で介護人材の確保が厳しい状況であること、また、人口減少に伴い町全体の高齢者の割合である高齢化率は今後も高くなりますが、保険料収入が減収見込みとなることなどを踏まえ、これまでどおり介護サービスが必要な方には適正にサービスを提供するとともに、介護期間が少しでも短くなるように一般会計予算の事業と連携し、健康寿命の延伸に向け、介護状態になる前の元気なときから介護予防に取り組むことといたします。 また、来年度は次期第9期介護保険事業計画策定の準備に係る調査費等についても予算計上をしております。 それでは、事項別明細書により、「歳出」から主なものを説明いたします。 見開きページでご案内いたしますので、9・10ページをご覧ください。 1款総務費は、一般会計からの繰入金を財源とし、介護保険事業の運営に係る事務費で、総務費は2,777万円で、前年度比73万8,000円で、2.6%の減であります。 13・14ページ、2款保険給付費は、前年度比で4,252万7,000円、1.5%増の28億7,779万8,000円を計上、介護保険特別会計予算総額に占める割合は95.4%で、計画の範囲内の額で計上しております。 1項介護サービス等諸費は、要介護に認定された方が利用するサービス給付費で、前年度比で3,985万円、1.5%増の26億4,713万円を計上、1目の居宅介護サービス給付費は前年度比2,264万6,000円増となっております。増額要因としては、有料老人ホーム等などの入所者が利用する訪問介護サービス、通所介護サービスの利用増によるものであります。3目施設介護サービス給付費は11億4,108万円を計上しており、1項介護サービス等諸費の43.1%を占めております。 15・16ページ、2項介護予防サービス費諸費は、要支援に認定された方に対するサービス給付費であり、前年度比117万6,000円で、2.7%増の4,543万8,000円を計上しております。こちらは総合事業がスタートした関係上、額は要介護認定にされた方のサービス費よりは少なめになっております。1目介護予防サービス給付費では、特に介護予防通所リハビリテーション、こちらは「通リハ」と言われる通所リハビリテーションになります。その利用増によるものです。 17・18ページ、6款特定入所者介護サービス等費は、低所得者の方が介護保険施設に入所する場合に負担軽減を図るための補足給付であり、前年度比50万円増の1億1,750万円を計上しております。 19・20ページ、7款市町村特別給付費は、100%第1号保険料を財源とする在宅介護の支援に係るサービスであり、12節高齢者外出支援事業委託料は介護タクシーに係る費用138万7,000円を、19節おむつ支給費は768万円を計上。 3款地域支援事業費は、前年度比617万1,000円増の1億824万8,000円を計上。 1項1目介護予防・生活支援サービス事業費は、「要支援認定1・2」の方や、日常生活のチェック項目、こちらは「基本チェックリスト」と言いますが、そちらの方で「事業対象者」となった方など、改善が見込める軽度の方が「要介護」状態にならないよう、自立した生活の維持・向上のために利用できる、町で基準を定めた介護予防サービス事業費です。その中で12節委託料の訪問型及び通所型サービスCは、医療・介護などの専門職が状態の改善に向けて6ヵ月の短期間集中的に支援するもので、その他の生活支援サービスと合わせ198万6,000円を計上しております。 また、18節では、訪問介護(ヘルパー)事業所による訪問型サービスや介護事業所による通所型サービス事業費負担金のほか、住民が主体となって実施する訪問型及び通所型サービスB補助金を含め4,158万3,000円を計上。 22ページ、1目7節報償費の副賞品35万円は、「健康寿命延伸に向けた取り組み」のインセンティブ3事業の一つで、集落の公民館などで行っている「いきいき100歳体操」などの運営及び参加者に対する「健康しょうないマイレージ事業」の副賞品です。 11節郵送・運送料39万6,000円、12節名簿作成委託料11万4,000円及び介護予防・日常生活圏域ニーズ調査委託料260万円は、令和6年度から8年度までの3年間を計画期間とする「第9期介護保険事業計画」の策定準備にかかるものです。一般高齢者介護予防事業委託料335万5,000円は「余目町農協のしゃんしゃん」や「ソラーナ」などで実施している「元気アップ教室」への委託料です。 また、体力測定者同定作業業務委託料は、一般会計の「高齢者の保健事業と介護予防の一体的事業」の実施に合わせ、いきいき100歳体操など、高齢者の通いの場に参加した個人データの経年的変化及び効果を検証するための委託料して30万円を計上しております。 18節鶴岡地区歯科医師会「8020良い歯の長寿賞」負担金は、鶴岡市と鶴岡地区歯科医師会とで実施している事業の対象を本町及び三川町にも拡大したことから、本町の対象者分の2万円を計上しております。 3項包括的支援事業・任意事業費は、地域包括支援センターと生活支援コーディネーター及び認知症総合支援事業に係る社会福祉協議会への業務委託料が主なもので、前年度比217万6,000円増の5,100万4,000円を計上しております。 増額の主なものとしては、24ページ、3目12節地域包括支援センター運営業務委託料で、これまで、町内の居宅介護事業所、こちらはケアマネ事業所になりますが、そちらの方の協力で主任介護支援専門員1名を地域包括支援センターへ出向いただいておりましたが、今年度末でその出向が終了となることから、委託先の社会福祉協議会の職員配置に伴う人件費等に係る経費で、前年度比で153万7,000円の増となっています。4目7節報償費「家族介護慰労金」は、実績見込みから198万円を計上しております。 次に、「歳入」を説明いたしますので5・6ページにお戻りください。 本町の第8期介護保険料の基準額は月額6,300円で、9段階の所得段階別人数により全体の保険料を積算しております。 1款1項1目第1号被保険者保険料は、第1号被保険者数を前年度比41人減の7,638人と推計し、1節特別徴収保険料、2節普通徴収保険料、3節滞納繰越分普通徴収保険料を合わせ、保険料全体で前年度比468万9,000円減の5億4,401万7,000円を計上しております。 4款1項1目介護給付費負担金は、歳出で説明申し上げました2款保険給付費の増額により、前年度比787万9,000円増の5億1,669万3,000円を計上。 2項1目調整交付金は、毎年、国で調整率を見直し、令和3年度の実績による算定で、前年度比2,724万5,000円の減の1億7,712万2,000円を計上。 5款支払基金交付金は、40歳から64歳までの第2号被保険者の保険料で、1目介護給付費交付金と、2目地域支援事業費交付金を合わせ、1,243万9,000円増の7億9,001万4,000円を計上。6款県支出金は、4款国庫支出金と同様、前年度比665万3,000円増の4億3,255万9,000円を計上しております。 7・8ページをご覧ください。8款2項1目介護給付費準備基金繰入金は、保険給付費に充当される介護保険料等の不足分を繰り入れるものですが、前年度比で4,612万7,000円増の8,643万1,000円を計上しております。 なお、29ページからは給与費明細表を記載しておりますので、ご参照ください。 以上、令和4年度庄内町介護保険特別会計予算書の概要説明といたします。 ◎環境防災課長 それでは、議案第9号「令和4年度庄内町風力発電事業特別会計予算」につきまして説明いたします。 初めに、予算に関する説明書の事項別明細書、総括の1ページ目から4ページ目をご覧ください。 歳入・歳出の各総額につきましては、4,267万5,000円となります。令和3年度に比較して、830万7,000円の減となります。 次に、歳入につきまして申し上げます。同じく事項別明細書の5・6ページをご覧ください。 1款1項1目収益事業収入では、売電収入3,339万4,000円を計上しております。発電量については、令和3年度と同じ238万kWhの売電を見込んだところであります。 すみませんが、ここで説明を加えさせていただきます。前年度と比較して、1,731万6,000円の減額となりますが、これは、令和4年7月31日で固定価格買取制度の売電期間が終了し、売電単価が約半減することによるものであります。 2款1項1目利子及び配当金では、風力発電基金利子11万5,000円を計上しております。 3款1項1目風力発電基金繰入金では、906万4,000円を計上しています。 なお、基金につきましては、予算説明付属書42ページに記載しておりますが、令和3年12月31日現在で、2億621万1,000円となっております。 次に、歳出につきまして申し上げます。同じく事項別明細書の7・8ページをご覧ください。 1款2項1目維持管理費では、10節需用費1,718万8,000円の内、修繕料に1,614万8,000円を計上しております。主な内容といたしましては、落雷等によるブレードの修繕、変電設備さび止め修繕などのメンテナンスを行うものであります。 11節役務費147万4,000円のうち、保険料の建物災害共済基金分担金に32万2,000円を計上しています。 12節委託料には保守管理業務及び風力発電設備の経年劣化や老朽化、落雷などによる故障・事故の対応業務等の委託料といたしまして、総額1,281万8,000円を計上しております。 2款1項1目風力発電基金積立金では、基金利子積立金として11万6,000円としたところであります。 9・10ページをご覧ください。4款1項1目、一般会計操出金575万7,000円には、職員1名分の給与費の2分の1相当額497万2,000円と風車村村長と兼務します電気主任技術者の報酬等68万5,000円とその他10万円を計上し、一般会計に繰り出すものでございます。 以上が、風力発電事業特別会計予算の説明でございます。 ◎企業課長 続きまして、企業会計予算3議案の概要について説明いたします。 最初に、議案第10号「令和4年度庄内町水道事業会計予算」から説明いたします。 実施計画明細書から説明いたしますので、予算書20ページをご覧ください。 収益的収入1款1項営業収益、1目給水収益は、前年度予算に比較し188万4,000円減の5億3,091万円を見込みました。3目3節他会計負担金315万9,000円は、地方公営企業繰り出し基準に基づく公共用消防に要するための一般会計の負担金です。4節雑収益498万5,000円は、下水道会計と一般会計からの負担金が主なものです。2項営業外収益、1目加入金291万5,000円は、新規75件、口径変更25件を予定したものです。2目4節有価証券利息60万円は、定期預金から有価証券への運用切り替えによる利息、3目1節他会計補助金92万8,000円は、児童手当及び旧簡易水道地区の起債利子償還分の一般会計繰入金です。4目長期前受金戻入7,498万5,000円は、固定資産取得時の補助金及び負担金等の当年度減価償却分を計上したものです。水道事業収益としては、前年度予算に比較し251万8,000円減の6億1,923万3,000円を見込みました。 次に、22ページをご覧ください。 収益的支出1款1項営業費用、1目原水費1億7,979万3,000円は、広域水道使用料です。受水量は、責任水量に対し15万立方メートルの超過を見込み、224万5,100立方メートルと算定しました。2目配水及び給水費1億941万2,000円は、職員に係る人件費と施設維持管理等、浄水から末端給水までに要する経費が主なものです。25ページ、14節委託料1,688万6,000円には、水質検査業務委託料、漏水調査業務委託料、計量法に基づくメーター定期交換委託料などを計上しています。17節修繕費2,532万7,000円には、鉛管改修助成費用を含め配水管給水装置修理費用、配水管入替工事に伴う給水管取直し費用、電気計装設備点検整備費用などを計上しています。4目総係費3,524万5,000円は、職員に係る人件費と料金、経理、庁舎管理等に要する経費が主なものです。27ページ、15節委託料665万6,000円のうち主なものは、検針員にメーター検針を委託する費用です。28ページ、2項営業外費用4,067万1,000円は、1目1節企業債利息、3目1節消費税及び地方消費税を見込んだものです。4項予備費を含め、水道事業費用としては、前年度予算に比較し175万9,000円減の6億1,296万2,000円を予定いたしました。 次に、30ページをご覧ください。 資本的収入1款1項1目企業債8,840万円は、配水管入替工事と工藤沢配水池膜ろ過設備設置工事の財源とするために企業債の借り入れを予定したものです。1款3項1目国庫補助金1,075万5,000円は、工藤沢配水池膜ろ過設備設置工事への高度浄水施設等整備費補助金、3目他会計補助金506万円は、旧簡易水道地区の起債元金償還分の一般会計繰入金です。1款4項1目工事負担金1,060万円は、宅地造成に伴う工事負担金を計上したものです。これに固定資産売却代金、投資有価証券を加え、資本的収入としては、前年度予算に比較し4,991万5,000円増の1億1,481万7,000円を見込みました。 資本的支出1款1項1目施設改良費、2節構築物工事費7,780万円は、経年管更新4件と宅地造成4件、計8件の管路工事を予定したものです。3節機械及び装置工事費4,574万9,000円は、工藤沢配水池への膜ろ過設備設置工事等を行うものです。1款6項1目投資有価証券2億円は、積立金の運用をこれまでの定期預金から有価証券に変更し、その購入上限額を計上するものです。2項企業債償還金、7項予備費を含め、資本的支出としては、前年度予算に比較し1億5,942万円増の4億7,506万2,000円を予定いたしました。 戻っていただき6ページをご覧ください。 予定キャッシュ・フロー計算書では、資金期末残高は、前年度決算見込みによる期首残高に比較し1億1,541万6,000円減少し、1億5,699万8,000円となる見込みです。 次に12・13ページをご覧ください。 予定貸借対照表です。資産合計及び負債資本合計が、42億6,319万5,000円同額となる見込みとなり、損益としては777万円の当年度純利益を計上する予定となりました。 それでは、1ページに戻っていただきたいと思います。予算本文です。 第1条は、予算の定めです。2条は、業務の予定量です。第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めたものです。水道事業収益を6億1,923万3,000円と見込み、水道事業費用としては6億1,296万2,000円と算定いたしました。第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めたものです。収入は1億1,481万7,000円を見込み、2ページ、支出は4億7,506万2,000円と算定いたしました。 第4条資本的収支の補てん説明、第5条企業債、第6条一時借入金、第7条予定支出の各項の経費の金額の流用、第8条議会の議決を経なければ流用することのできない経費、第9条たな卸資産購入限度額については、記載のとおり定めるものです。 次に、議案第11号「令和4年度庄内町下水道事業会計予算」について説明いたします。 実施計画明細書から説明いたしますので、予算書20ページをご覧ください。 収益的収入1款1項営業収益、1目下水道収益は、前年度予算に比較し48万円減の2億7,617万2,000円を見込みました。2項営業外収益、2目3節他会計補助金1億1,287万7,000円は、一般会計からの繰り入れです。3目長期前受金戻入5億6,389万8,000円は、固定資産取得時の補助金及び負担金等の当年度減価償却分を計上したものです。下水道事業収益としては、前年度予算に比較し3,150万9,000円減の9億5,330万円を見込みました。 22ページをご覧ください。 収益的支出1款1項営業費用、1目管渠費3,782万1,000円は、管渠に関わる維持管理や修繕に要する費用が主なものです。2目処理場費5,594万円は、農業集落排水処理施設に関わる維持管理に要する費用が主なものです。24ページ、4目総係費2,795万6,000円は、職員に係る人件費が主なものです。5目下水道維持管理負担金1億4,272万1,000円は、流域下水道維持管理負担金が主なものです。26ページ、2項営業外費用1億3,295万1,000円は、1目支払利息、3目消費税及び地方消費税を見込んだものです。4項予備費を含め、下水道事業費用としては、前年度予算に比較し3,062万1,000円減の9億6,496万7,000円を予定いたしました。 次に、28ページをご覧ください。 資本的収入1款1項1目企業債9,670万円は、流域下水道建設事業負担金と農業集落排水処理施設電気機械設備更新工事等の財源とするために企業債の借り入れを予定したものです。3項1目国庫補助金550万円は、ストックマネジメント策定業務委託のための社会資本整備総合交付金、3目他会計補助金6億1,432万円は、一般会計繰入金です。5項受益者負担金及び分担金を加え、資本的収入としては、前年度予算に比較し1,905万4,000円増の7億1,712万2,000円を見込みました。 次に、30ページをご覧ください。 資本的支出1款1項1目事務費662万2,000円は、職員に係る人件費が主なものです。2目管渠建設改良費5,365万2,000円は、下水道ストックマネジメント策定業務委託料と、経年化しているマンホール蓋更新工事等の工事請負費を計上したものです。3目2節工事請負費は、農業集落排水処理施設の電気機械設備更新工事を継続し実施するものです。4目流域下水道事業負担金、2項企業債償還金、6項予備費を含め、資本的支出としては、前年度予算に比較し2,230万2,000円増の7億2,370万円を予定いたしました。 戻っていただき6ページをご覧ください。 予定キャッシュ・フロー計算書では、資金期末残高は、前年度決算見込みによる期首残高に比較し1,282万円減少し8,168万2,000円となる見込みです。 次に12・13ページをご覧ください。予定貸借対照表です。 資産合計及び負債資本合計が、165億6,666万4,000円同額となる見込みとなり、損益としては1,735万3,000円の当年度純利益を計上する予定となりました。 それでは、1ページに戻っていただきたいと思います。予算本文です。 第1条は、予算の定めです。第2条は、業務の予定量です。第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めたものです。下水道事業収益を9億5,330万円と見込み、下水道事業費用としては9億6,496万7,000円と算定いたしました。第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めたものです。収入は7億1,712万2,000円を見込み、2ページ、支出は7億2,370万円と算定いたしました。 第4条資本的収支の補てん説明、第5条企業債、第6条一時借入金、第7条予定支出の各項の経費の金額の流用、第8条議会の議決を経なければ流用することのできない経費、第9条他会計からの補助金については、記載のとおり定めるものです。 最後に、議案第12号「令和4年度庄内町ガス事業会計予算」について説明いたします。 実施計画明細書から説明いたしますので、予算書20ページをご覧ください。 収益的収入1款1項営業収益、1目1節ガス売上は、前年度予算に比較し2,516万3,000円増の5億2,811万3,000円を見込みました。前年比5%増ですが、新型コロナウイルスの影響等で、原料であるLNGの価格が値上がりしており、収入としては原料調整費としての影響を反映したものです。2項営業外収益、1目3節有価証券利息60万円は、定期預金から有価証券への運用切り替えによる利息、2目長期前受金戻入816万9,000円は、工事負担金等の当年度減価償却分を計上したものです。ガス事業収益としては、前年度予算に比較し2,479万円増の5億5,709万9,000円を見込みました。 22ページをご覧ください。 収益的支出1款1項営業費用、1目製造費3,996万4,000円は、職員に係る人件費とガス製造施設の維持管理等に要する経費が主なものです。2目1節ガス売上原価2億6,372万6,000円は、原料ガス購入費用です。収入でも説明したとおり新型コロナからの経済回復の影響等によりLNG価格が値上がりしている状況も踏まえ、前年度予算に比較し1,719万4,000円増と推計したところです。24ページから29ページ中段までは、3目供給販売及び一般管理費で、職員にかかる人件費とガス供給施設維持管理等に要する経費を計上しています。次に、同じく29ページ、2項その他営業費用、1目1節受注工事原価1,782万円、2目1節器具販売原価31万5,000円は、21ページ、収益的収入1款1項2目1節受注工事収益、及び2節器具販売収益に連動する経費です。3項営業外費用754万6,000円、4項特別損失、5項予備費を含め、ガス事業費用としては、前年度予算に比較し2,169万1,000円増の5億2,789万円を予定いたしました。 次に、30ページをご覧ください。 資本的収入1款1項1目企業債7,650万円は、本支管入替工事の財源とするために企業債の借り入れを予定したものです。4項1目工事負担金1,838万5,000円は、宅地造成工事に伴う負担金を計上したものです。これに、固定資産売却代金、投資有価証券を加え、資本的収入としては、前年度予算に比較し4,926万3,000円増の9,488万7,000円を見込みました。 資本的支出1款1項1目施設改良費、1節建物工事費206万8,000円は、地区ガバナー室2件の建て替えを予定したものです。3節機械装置工事費1,197万3,000円は、2件のガバナー配管工事等を予定したものです。4節導管工事費1億1,390万8,000円は、11件の管路工事と供給管工事を予定したものです。1款6項1目投資有価証券2億円は、積立金の運用をこれまでの定期預金から有価証券に変更し、その購入上限額を計上するものです。2項企業債償還金、7項予備費を含め、資本的支出としては、前年度予算に比較し2億4,401万8,000円増の3億4,796万1,000円を予定いたしました。 戻っていただき6ページをご覧ください。 予定キャッシュ・フロー計算書では、資金期末残高は、前年度決算見込みによる期首残高に比較し1億1,766万9,000円減少し、3億3,255万3,000円となる見込みです。 次に12・13ページをご覧ください。予定貸借対照表です。資産合計及び負債資本合計が14億2,763万円同額となる見込みとなり、損益としては、20万5,000円の当年度純損失を計上する予定となりました。 それでは、1ページに戻っていただきたいと思います。予算本文です。 第1条は、予算の定めです。第2条は、業務の予定量です。第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めたものです。ガス事業収益は5億5,709万9,000円と見込み、ガス事業費用としては5億2,789万円と算定いたしました。第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めたものです。収入は9,488万7,000円を見込み、2ページ、支出は3億4,796万1,000円と算定いたしました。 第4条資本的収支の補てん説明、第5条企業債、第6条一時借入金、第7条予定支出の各項の経費の金額の流用、第8条議会の議決を経なければ流用することのできない経費、第9条たな卸資産購入限度額については、記載のとおり定めるものです。 なお、各事業会計には、これまでの説明で省略しました給与費明細書等の予算に関する説明書、会計収支計画表等のその他附属書類を添付しておりますので、ご参照ください。 以上が、令和4年度企業会計予算案の概要となります。 各事業とも、人口減少に起因する減収減益傾向と社会情勢の先行き不透明な状況の中で、将来も持続可能な安定経営に向け、水道事業にあっては国から要請されている県広域化推進プラン策定期限の年度にあること、下水道事業にあっては県流域下水道事業経営戦略がスタートすること、ガス事業にあってはコロナ禍からの経済回復と脱炭素に向けた流れの中で、原油高騰の影響が原料ガスの価格にも大きく影響し費用の増大が懸念されること、こうした状況を踏まえた予算となっていることにご理解をいただき審議をお願いしたいと思います。 ○議長 以上をもって、議案第5号「令和4年度庄内町一般会計予算」から議案第12号「令和4年度庄内町ガス事業会計予算」までの予算8案件について、提案理由の説明を終わります。 おはかりします。ただいま上程中の議案第5号「令和4年度庄内町一般会計予算」から議案第12号「令和4年度庄内町ガス事業会計予算」までの予算8案件については、昨日の議会運営委員会委員長報告のとおり「予算特別委員会の設置について」を議題とし、議決の上で設置される特別委員会に付託し、審査していただきたいが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長 異議なしと認めます。 日程第9、発議第1号「予算特別委員会の設置について」を議題とします。 おはかりします。本案については、お手元に配付いたしました「予算特別委員会の設置について」のとおり設置することとしていかがですか。     (「異議なし」の声あり) ○議長 異議なしと認め、本案は原案のとおり決定いたしました。 なお、委員長選任のための予算特別委員会を庄内町議会委員会条例第10条第1項の規定により本職名で本日本会議終了後、議場に招集いたします。 ○議長 午後1時まで休憩します。         (12時02分 休憩) ○副議長 再開します。              (13時00分 再開) 議長を交代します。 日程第10、「一般質問」を議題とします。 ◆10番(小林清悟議員) それでは先に通告しております内容につきましてお伺いいたします。 初めは、行財政改革推進計画についてであります。本町では、限られた財源を有効に活用し、町民の満足度の高い行政サービスを実現するため行財政改革に取り組んでおります。現在、第3次計画に取り組んでおりますが、第2次計画の取り組み期間が終了したことから、昨年の10月でありましたが、第2次計画の取組報告書が公表されました。そこで、以下についてお伺いいたします。 (1)といたしまして、公表された取組報告書の3ページには第2次行財政改革推進計画の取り組みの総括が記載されておりますけれども、まずはかいつまんでいただいて、要点をまとめていただいて、第2次行財政改革推進計画についてはどのように総括されましたでしょうか。お伺いいたします。 (2)といたしまして、本町では昨年の4月より第3次計画に取り組んでいるわけでありますが、第2次計画の取組報告書がその後の昨年10月に公表されました。第3次計画の取り組み開始後に第2次計画の総括が出されておりますが、そうしますと第3次計画には第2次計画の総括は反映されておりますでしょうか。生かされておりますでしょうか。お伺いいたします。 次は残骨灰の対応についてお伺いいたします。全国の市町村では、財政状況が厳しさを増す中、自主財源の確保として故人を火葬し、収骨した後に残る残骨灰に含まれる貴金属の有効活用が広がっているようであります。本町の残骨灰の処理につきましては、どのように対応されておりますでしょうか。また、残骨灰の対応による自主財源の確保については、町ではどのように考えておりますでしょうか。お伺いいたします。 以上で1回目の質問といたします。
    ◎町長 それでは小林清悟議員の質問に答弁をさせていただきます。質問は大きく2点でございました。1点目が行財政改革の推進についてということで、第2次計画の総括についてということでございますが、第2次庄内町行財政改革推進計画は、平成28年度から令和2年度までの議員ご指摘のとおり5年間を計画としており、令和2年度決算をもって取組報告書を作成いたしました。報告書にありますように、各課で計画に沿って5年間取り組みを実施しており、特にその中で三つ、総括としては、一つ目は取り組み項目の「受益者負担の見直し及び適正化」を目的に、合併以来初となる公共施設の使用料等の見直しを令和元年度に実施しております。着手されてこなかった課題に積極的に取り組んだことは大きな実績と言えるというように総括しております。 二つ目は狩川保育園、狩川幼稚園を民営認定こども園への移行を進めたこと。そして三つ目としては学区・地区公民館のまちづくりセンターへ令和4年度からなるわけでございますが、コミュニティセンター化と併せた指定管理者制度への移行を進めたこと。この3点がまずは大きな総括として着目すべき点でございました。いずれも令和4年度からの実現に向けて計画期間中に取り組んで、他の取り組みについても、ほぼ目標の達成が図られたということで総括しているところでございます。 2番目の、総括を受けて第3次計画への反映についてということでございますが、第3次計画は第2次計画期間中に策定しています。第2次計画の中間評価の段階で見えた課題としては、評価に基づいた予算編成と受益者負担の適正化をさらに進めること、2番目としては職員の定型業務にかなりの時間が費やされていたので、それらを効率化させること、それから、評価機関である庄内町行政改革推進委員会からは、計画全体として、数値目標、評価根拠、評価手法を明確にするべきだったというご意見をいただいておるところでございます。まずはそれらを受けまして、計画では持続可能な財政の運営と行政のスマート化を基本方針に設定しております。計画全体については、数値目標ができるものはすべて設定し、関係各課がより明確な共通目標を持てるように進めているところでございます。 また、第2次計画は中間と最終の計画期間中2回しか評価をしていなかったわけでございますが、第3次計画では毎年実施して実績をしっかりと把握するということにしております。策定時点で把握した課題の解決については盛り込んだ計画となっているというように現時点では考えているところでございます。 2点目の残骨灰の対応についてということでございますが、庄内町火葬場の残骨灰については、令和2年度までは残骨灰処理業務としての見積もりを執行し、結果として残骨灰に含まれる有価物の売却益により処理費用が相殺されることと、令和2年度まではしておりまして、全業者0円で見積もりを提出するため、くじ引きで業者を決定し契約していた状況でありました。 しかしながら、議員の質問にもあったように有価物の売却益が処理費用を超えて、業者の利益になっていることも考えられ、また、残骨灰の売却が自主財源の確保にも繋がることから、令和3年度につきましては、残骨灰処理業者を対象に売り渡しの見積執行を実施し、火葬炉灰として売り渡すことに変更しました。 なお、火葬炉灰の取り扱いについては、礼節をもって丁寧に取り扱うこと、火葬炉灰に含まれる残骨については墓地または納骨堂に埋葬し供養すること、火葬炉灰に含まれる有害物質は適切に処理すること等については仕様書をもって示しているところでございます。 現状ではこのような対応をしているということで、1回目の答弁に代えさせていただきたいというように思います。私からは以上です。 ◆10番(小林清悟議員) それでは引き続きお伺いいたしますが、行財政改革推進計画の引き続きの質問につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に配慮いたしまして会議時間の短縮に協力したいというように思っていますので、引き続きの質問につきましては予算特別委員会で伺うことといたします。よろしくお願いいたしたいと思います。 それではもう一つの残骨灰の対応についてお伺いいたします。ただいまの町長の答弁では本町の残骨灰の対応につきましては令和2年度までは入札執行で0円であった。ですからこれによって業者の利益となっている部分があったのではないかというようなことで、まずは令和3年度は見直しを図られ、変更し、やはり入札執行されて売り渡しをされたというように答弁を聞こえたのでありますが、そうしますと令和3年度の入札状況、売り渡しの金額も含めお聞きしたいのと、それから令和2年度の実績になるのでしょうか、残骨灰の量と言いましょうか、年間の利用件数、令和2年度の決算実績を見ますと392件でありました。そうしますと残骨灰の量はどれぐらいの量が出られたかも含めてお伺いいたします。 ◎環境防災課長 令和3年度につきましてはただいま町長から答弁ありましたとおり売り渡しということで変更しておりますが、その中身につきましては満12歳以上の方の火葬件数1件当たりということで、単価契約ということで行っております。見積もりの際に示している件数につきましては350件ということで見積もり執行をお願いしているところであります。11者指名しまして、先程の残骨灰処理業者11者でありますけれども、この中身につきましては7者が0円の入札、他4者が金額を入れての入札ということでありまして、結果的に税込みですが1回当たり2,751円ということでの見積もりが執行されております。 あと令和2年度の実績ということでありましたが、持ち合わせておりませんが、350件というのが過去の実績からの平均ということで見積もり執行をお願いしたというところでございます。以上です。 ◆10番(小林清悟議員) まずは令和3年度対応を変えられた形で状況をお聞きしました。課長の答弁では1件当たりの単価契約ということで、350件でまずは見積もり執行したということで、11者指名し4者が金額を入れた、札入れをしたということで、そうしますと1件当たり2,751円、これに350件を掛けてざっと計算しますと96万円強ですが、これがまずは落札価格ということで理解してよろしいでしょうか。そのようでありますが、そうしますと残骨灰の量、どれぐらい出たか、要するにトン数とか、そういったものの把握はしていないということで理解していいですか。 ◎環境防災課長 実績から言いまして、仕様書の中では火葬件数350件に対して重量が380kgということで見積もり執行を行っております。 ◆10番(小林清悟議員) 確認しますが、そうしますと令和2年度は392件の火葬があったわけでありますが、1件当たり380kgの算定の基準というか、これをもう少し詳しくお知らせください。 ◎環境防災課長 過去の実績から350件当たりに対して380kgということで数字として押さえて見積もり執行をお願いしております。 ◆10番(小林清悟議員) そうしますと実際の数量と言うよりは過去のそういったデータがあるのかないのか分かりませんが、アバウトで350件380kg、そういったことでの見積もり執行だということのようでありますね。違いますか。そういうことですか、いいですか。もう一度お聞きします。 ◎環境防災課長 あくまでも単価契約ということで、実際の火葬なった件数に対してこちらで請求して業者の方から納入していただくということになります。 ◆10番(小林清悟議員) 単価契約でその単価となる量ですよね。量はまずは要するにアバウトだと、概算だということですよね。それは理解しました。 そこで残骨灰の処理方法については、厚生労働省の所管になっているようでありますが、まずは明確な規定が設けられていないということのようでありまして、まずはこの残骨灰の処理方法は市町村に委ねられているということのようでありますが、もし間違っていれば訂正ください。そのため多くの市町村ではこの残骨灰を適正に処理するために町独自の仕様書を作成して業者に適正処理を求めているというように伺っているのでありますが、本町の場合はこの対応はどのようになっておりますでしょうか。 ◎環境防災課長 おっしゃられるとおり残骨灰の処理につきましては市町村の判断に委ねられているということであります。残骨灰の所有についても町ということでありまして、町がそれを売り払いすること自体も違法ではないという状況でございます。 あと、仕様書につきましては火葬炉の取り扱いということで火葬炉灰の処理を行う場合は礼節を持って丁寧に取り扱うこと。火葬炉灰を搬出する際は飛散することないように適切に行うこと。搬送した火葬炉灰は住民感情を尊重しまた関係法令を遵守し次の方法により処理し環境衛生上支障ないようにすること。特殊機械等により残骨、灰、金属、ガラス等に分類すること。火葬炉灰に六価クロム、ダイオキシン等有害物質が含まれていた場合はその有害物質を適切に処理すること。分類した残骨は買い受け者が確保する墓地または納骨堂に埋設すること。分類した灰、金属、ガラス等は適切に処理すること。あと埋葬した残骨の供養を定期的に行うこと、ということで仕様書で謳って残骨灰の売り渡しについて仕様を決めているというところでございます。 ◆10番(小林清悟議員) 本町ではまずは仕様書等の作成で対応しているというようなことで今課長から説明をいただきましたので理解しましたが、気になったのが令和2年度までは0円入札で令和3年度からは売り渡しの対応をされたということでありましたが、新年度予算の関係にも入ってくるんですが、気になったのが火葬場の運営状況の委託料です。要するに3年契約していますよね、長期契約。令和元年から3年までは396万円で委託していたものが新年度からは616万円、1.5倍もの委託料になっています。これは今回町がこの方法を見直したことで逆に火葬場の委託料の入札価格が大幅に跳ね上がったということなんですか。非常に疑問に思うんですが。 要するに令和元年から3年が396万円、その前の3年間は360万円ぐらいでしたよね。400万円以下でずっとまずは委託契約していた火葬場の委託料が令和4年度の新年度予算が一気に1.5倍も跳ね上がっているんです。これはおかしくありませんか。入札ですからやむを得ないと言われればそこまでですが、非常に疑問に思う状況が新年度予算に組み込まれています。 すると、今答弁があったように方法を見直したんだと、今まで0円でまずは業者の利益になっていたかもしれないので令和3年から見直して、売り渡しの形に変えたと、そして96万円の収入があったと。それどころ以上に令和4年度の委託料が跳ね上がっていますよね。220万円ぐらい跳ね上がっていますね。この関係は何かおかしいように思うのですが、担当課でどう見ていますか。 ◎環境防災課長 火葬場の委託料の増加につきましては、経年劣化等の委託の中身が変わったということでの対応が変わったということでの増加ということであります。この業者と残骨灰処理の業者とは全く別でありまして、今回の残骨灰の話とは切り離していただきたいと思います。 ◆10番(小林清悟議員) 新年度予算を見て驚いたのですが、これまでと比べて220万円増額している。1.5倍以上。それは残骨灰の処理の関係ではないと、委託の内容を見直したんだということで1.5倍もなるぐらいの内容を見直されたということですか。そういうことで理解していいですか。 ◎環境防災課長 火葬炉が三つあるんですが、そのタイルの張り替えとか台座の更新とか、いろいろ実は定期的に行わないといけない部分がありまして、たまたまこの令和4年度には少し集中したというところでありますので。委託料と言われましたのでこの中身は今状況が分かりませんので後程説明させていただきたいというように思います。 ◆10番(小林清悟議員) もう一度申します。火葬場の運営状況で委託料が大幅に値上がっているんです。それに今回の対応が絡んでいませんかと伺っているわけですがそれは関係ないと。なぜそういう質問をしたかと言うと、火葬場は3年契約になっているんです。長期継続契約。令和元年から3年までの3年間396万円の委託料だったんです。その前は3年間360万円ぐらいだったんです。それが今回新年度から3年間、令和6年までの3年間は1.5倍以上跳ね上がって、220万円も跳ね上がって616万円になっています。これはなぜですかとお聞きしたら中身を見直したんだと、要するに委託の中身を見直されたというように答弁されたので、では具体的にお聞かせくださいと言ったら修繕費の内容を話されたのでそれは違うでしょうと。委託料がなぜ1.5倍の220万円も上がったのか、それをお聞きしているのであります。いかがですか。 ◎環境防災課長 できれば予算特別委員会で聞いていただきたいなと思います。 ○副議長 暫時休憩します。            (13時24分 休憩) ○副議長 再開します。              (13時25分 再開) ◎環境防災課長 大変失礼しました。3年の継続契約の見直しの時期ということで見積もりと設計を組んだ段階で予算を組みますので、実際見積もり執行をすると低くなるということで、これまでも設計自体は高かったんですが、実際の見積り執行の競争入札をいたしますと業者としては金額下げてきますので、その金額が長期継続契約ということになりますので、業務の中身については変更していないという状況でありますのでご理解いただきたいと思います。 ◆10番(小林清悟議員) 課長、分かりやすい答弁を一つ。聞いているのが私だけでないので。言っていることは分かりました。あくまでも予算額だと。実際入札をすると616万円を下回りますということですが、それにしても実績、過去の長期契約、3年契約を2回、三百六十某から三百九十某を見ても、この実績からいきなり1.5倍の220万円も上がる予算というのはおかしいではないですか。普通であれば1割、2割アップの四百何十万円とか、せいぜい450万円ぐらいの予算設定だと私は思うんですが、よくこれを町長、総務課長許されましたね。根拠。おかしくありませんか。いかがですか。 ◎環境防災課長 予算要求する際には業者から見積もりをとって、それをもって予算要求しておりますので、見積もりがあくまでその金額だったということでございます。 ◎総務課長 予算査定での話をしていただきましたので、査定の中身について記憶している内容について説明させていただきたいと思います。これまでの経過、過去の記憶をたどると、この委託料に関してはかなり業者の方が確か2者か3者なんですが、そちらの方で競争させていただいて、努力していただいて、かなり低く抑えてあったと思っています。業者の努力というように見ているのですが、はたから見るとこれだけ安くて良いのかなというように少し思ったこともあったりして、業者の努力というように認めておったところであります。 なお今回、見積もりを徴した際にやはり今般の人件費の高騰だとかいろいろな材料費の高騰という部分を含めて業者の方からはこれまでの見積もりよりは高い額に設定されてきた見積もりが出たので、やはりこれまで抑えられてきた部分、3年間の長期継続契約という部分もあったのでそれも含めて抑えられてきているわけですが、やはりこの3年間を経て見直しを図るということでは増額になるということで、担当課からの見積書の内容をしっかり確認した上で、この額でまずは計上をさせていただいているというように思っています。 なお先程担当課長の方からもありましたが、やはり入札を執行すれば若干そちらの部分は落ちるということでは考えておりますが、今の段階では業者の出した見積もりというか、今の状況を見るとやはりこの額というのも仕方ないかなということで考えておりますので、今後の見積り予算執行の中で金額の方が確定されているということで予算を確保させていただいたということで、ご理解いただきたいと思います。 ◆10番(小林清悟議員) 理解いたしました。実は私もこれまでの火葬場の委託料を見たときにずいぶん安いなと、実はあそこに職員の方が2人はいるんです。成人の女性の方もいたかな、男性と。そうすると三百何十万円で2人の方の人件費を出してなおかつ維持管理してと、これは相当な赤字ではないかなと私も思っていたんです。それが今回は社会状況の変化もあって、まずは何ていうのでしょう、適正にというのでしょうか対応されるというような状況にきたのかなというように私は理解したのでありますが。 そこで話を戻しますが、本町では令和3年度九十六万某の残骨灰の売上があったということでありますが、先程適正な処理、対応として課長から仕様書等の作成も含めて説明、答弁をいただきましたが、やはりこの残骨灰の処理で大事なのは遺族感情というのでしょうか、この部分の配慮が大事だというように思うわけでありますが、要するに今までだと先程町長も言ったように0円入札で業者が利益を得ているのではやはりうまくないのではないかという状況があって見直されたということで、そのとおりなのでありますが、町で歳入して、まずは公益性のある透明性のある町の歳入にして、町の財源として町民の福祉の増進や町民サービスに活用すると、あるいは施設の修繕費ですか、火葬場の修繕費などに充てるというようなことであれば、一定理解されるのかなというように思うのでありますが、ただ最近実は私の業界もそうなのですが、何かトラブルがあるとすぐ裁判です。ですから、残骨灰の対処に関してもいつ何時どういった状況になるか分からない状況にだんだんなってきているのかなというような気がしてなりません。 ですから、例えば売却して自主財源確保ということで私も賛成なのではありますが、残骨灰の処理で後々遺族の方とトラブルになることがないのだろうかというような疑問を持ったところでありまして、調べたところ裁判の判例によりますと、遺族が拾骨した後に残る残骨灰につきましては遺族のものではなくて、廃棄物とみなされるようだというようなことでありますけれども、しかしまずは後々遺族の方、灰だけならいいのですが、貴金属も入るわけです。歯の治療で使った金歯とか、そういったことで見ると後々遺族の方とトラブルにならなければいいがという懸念があります。その辺り町でどのような考え、対応をされているかお伺いします。 ◎環境防災課長 火葬後に拾骨した焼骨を除いた火葬炉灰については墓地埋葬等に関する法律に規定はなく、宗教的感情の対象として取り扱われる限りにおいては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく廃棄物には該当しないとされているため、その処理方法については各自治体に委ねられている状況であり、拾骨後の火葬炉灰は所有者がないものとして町が収益を取得するために売り払うことは違法ではないということで言われておりますので、遺族の方から申し出ということが考えられるということがありますが、これを見れば違法ではないということで理解しております。 ◆10番(小林清悟議員) なぜこのような疑問というか、懸念を持ったかと言うと、ご存知のように先程も言いましたが残骨灰には歯の治療に使った金や銀などの貴金属が含まれています。近年その貴金属の価格が高騰していると言いましょうか、上がっているんです。例えば金の取引価格ですがこの5年間で1.5倍以上になりました。1g当たり7,000円台に上昇して8,000円にまず迫る勢いなんです。ですからこれまでだったらそんなに気にもならなかった部分が、だんだんこういった貴金属の取引価格が値上がりしてくることで、考えられなかったような申し入れというか対応というか、そういうことも出てくる可能性があるのではないかなというようにまずは思ったところであります。 ですから、対処としてどういった方法があるのかですが、今の課長の答弁でそういったことはないような答弁がありましたが、例えば可能かどうか分かりませんが、遺族とトラブルにならないようにするために火葬する前に事前に承諾書を交わされるとか、そのようなことでもされればまずは問題が解決するのかなみたいなことで考えてみたのでありますが、この辺りの考え方いかがでしょうか。 ◎環境防災課長 先程言いましたとおり、町で売り払うことは違法でないというように認識しておりますが、他の先進事例もありますので、一応と言いますか聞き取りをしながらそういう対応が安全策と言いますか、それがベターだということであれば、そちらの承諾書なりも検討していきたいというように思います。 ◆10番(小林清悟議員) 私の心配事で終わればいいのでありますが、万が一ということもありますので一つ検討いただきたいと思います。そこで先程まずは令和3年度、96万円ほどの売り渡しの収入があったということでありますが、参考までに他の市町村の対応を申し上げたいと思うのでありますが、お隣の鶴岡市です。1999年から23年前から売却していました。1年で2.8tを売却されて約370万円の歳入があった年があったというように聞いています。それから山形市です。山形市におきましても2009年から13年前から残骨灰を売却しているということで、1年間でやはり2.8tを払い下げして約950万円歳入があったというようなことであります。 ですから入札業者の札入れの状況などもあるかと思いますが、まずは本町では11者入札執行されて令和3年度は96万円、落札価格とのことで伺いました。これが安いか高いかは分かりませんが、まずは適正な対応で出た売却額だというように理解したいというように思いますが、まずはこの自主財源、ちなみにどういったことに使われているかというのは要するに財布の中に入れてしまえば一つになりますから、分からないと言えばそこまでですが、この96万円、ちなみに令和3年度はどういったものに使おうとしているのか、使ったのか、その辺りお知らせください。 ◎環境防災課長 単価契約を行って、残骨灰の引き渡しは行っておりませんので、いくらになるかということでもまだ確定していないという状況でございます。今後ということになりますが、町の予算の中では雑収入ということでなっておりまして、亡くなった方、遺族の方の心情を配慮して新たな細目は設けないで雑収入ということでなっていまして、雑収入ですので一般財源の中に含まれてくるかと思うのですが、今後火葬場の修繕等が出てきますので、そちらの方に充てられるような形でできればいいかなというように思っております。 ◆10番(小林清悟議員) 都市計画税の用途についても再三議会で質問があるように、まずは火葬場で得た収益でありますから、やはり基本的には火葬場の修繕費、維持管理費に充てられるというのがやはり町民の理解が得られやすいのかなというように私も思っています。あるいは町民の福祉の増進、町民サービスという辺りでの活用であれば町民の理解が得られるかなと思いますので、その辺り分かるような、後々分かるような対応をぜひともしていただいて、どこに使ったか分からないとか、あるいは他に転用したとか、そういったことがないように一つ今後の対応を申し上げて私の質問を終わります。 ◆2番(工藤範子議員) 先に通告しておりました件について質問いたします。 令和4年度予算編成の基本的な考え方についてお伺いいたします。 新型コロナウイルスの感染拡大により町民の暮らし向きは厳しい状況にあります。加えて原油価格高騰により諸物価の値上がりのため日常の暮らしは大変厳しくなっております。町の公共料金は上げるべきではないし、町民の福祉向上の予算編成でなければならない。何に重点を置いているのかお伺いいたします。 次に、子育て環境の充実についてであります。「子育て世代や移住者にも選ばれる豊かな町に」と選挙公約のチェンジに掲げている。給食の無料化、また、出産祝い金は第1子からとあるが、公約は町民との約束事であり、実現についてどう考えているのかお伺いいたします。 最後に、除雪対応についてであります。今冬の除雪対応には苦慮されたと推察いたしますが、除雪事業計画の基本方針には「冬期の降積雪、風雪による交通障害を克服するため、町道等の除雪を実施し、冬期間における道路の除雪作業及び凍結防止作業を迅速かつ適切に行うことにより、雪害から町民生活を守り、産業活動の維持発展を図る」とあります。除雪対応は適切に行われたのか。また、町民からの要望や苦情はどのようなことがあったのかお伺いします。 これで第1回目の質問といたします。 ◎町長 それでは、工藤範子議員の方にお答えをいたしたいと思います。 大きく3点あったようでございます。 1点目、令和4年度の予算編成の基本的な考え方についてということでございますが、まずは先の2月15日の全員協議会の資料「令和4年度庄内町一般会計当初予算(案)」の一般会計予算の概要でも一部触れているところでありますし、本日午前中に施政方針と予算編成についてということで細部について説明をさせていただいたところでございます。令和4年度の予算編成にあたっては、各課に対して総務課長名で予算編成の依命通知という形で周知しております。令和4年度の予算編成おいては、新型コロナウイルス感染症の対応をもちろん最優先としながら、総合計画で掲げる将来像「人と自然が輝き合う 日本一住みやすいまち 庄内町」の実現、そして、私自身が掲げた新しい施策としては、2番目にも出ているようですが、ひまわりっ子誕生祝金から庄内町の子育て支援のために第1子から祝金を予算化するでありますとか、あるいは児童発達支援の窓口を設ける、あるいは各種のプロジェクトということでブランド化であったり、あるいは地域で稼ぐというところの企業誘致というようなことも含めて、いくつかのプロジェクトを立ち上げているところでございますし、一番重要なことは持続可能なまちづくりをどう具現化していくかということに当然なっていくだろうというように思っています。 新型コロナウイルス感染症への対応については、また一般会計予算案にプラスして、令和4年度一般会計補正予算(第1号)においても感染状況等を踏まえて必要な措置について予算化する予定であります。もちろん予算編成でございますから、限られた予算の中で最大の効果をどのようにして発揮するのか、その辺については随分腐心したつもりでございますので、併せて議員からも改めてご提案等をいただければ考えていきたいと思います。 2番目の子育て環境の充実についてということでございます。これも町長選にあたり掲げた選挙公約、まずは4年の中でということで目指すものとして定めたものであります。学校給食については教育委員会に属する事務であるため、教育行政について教育委員会と協議・調整を行う場として総合教育会議というのがあります。昨年10月に行いました会議の中でこのことについても意見交換をしております。現状につきましては、庄内町の場合は、食費に対する助成はないものの、保護者や学校教職員で組織する学校給食運営委員会では、県内の他市町村に比べ小学校、中学校とも給食費が安く、保護者から給食費が安く助かっているという意見が出ていると聞いております。 しかしながら、給食がないと食生活に困っている家庭もありますので、学校給食に限らず、子ども食堂も含め、食に対する支援は必要だと考えております。今後の課題としてこのことについても引き続き検討していきたいと思います。 また、出産祝い金については、昨日もいろいろご質問あったようでございますが、現行の「ひまわりっ子誕生祝金」事業を終了し、その年に生まれた第1子からのすべての子ども、ここがやはり第1子、第2子、第3子ということではなくてすべての子どもということで、現金5万円を贈呈する「庄内町誕生祝金事業」を新たに令和4年度から実施し、公約を実現したいというように考えているところでございます。 いずれにしても子どもは町の宝であります。出生数が年々減少する中で、出生率の向上や少子化対策としての支援は何が必要なのかということを十分精査しながら、切れ目のないきめ細かな支援、そして経済的な支援も対策の一つになりますが、今後も妊娠から就学までの期間を含め総合的に取り組んでいく必要があるというように考えております。 3点目の除雪でございます。これにつきましても今冬は例年にない豪雪でありまして、今年度についても地区・学区ごとに自治会長、除雪業者、建設課の三者による話し合いを行い、除排雪に関する連携強化を図っているところでございます。 また、除雪作業出動基準をもとに、降雪量が10cm以上として午前4時を判断基準として午前7時まで除雪を完了するという基準を設けながら対応をしているところでございますが、なかなか今冬の豪雪の中では時間どおりにいかなかった部分もあるのではないかと思っております。 町民からの苦情、要望は相当数ある状況となっておりまして、主な苦情・要望としては、除雪の遅れや剥ぎ取り、幅出し、排雪作業の依頼、あるいはいろいろ出ているものに対応できるものから順次行っている内容になっております。 今後もパトロールによる現状把握、除雪業者や集落等からの情報を踏まえ、状況に応じ、適切に対応していきたいと考えております。 1回目の質問として、以上答弁とさせていただきます。 ◆2番(工藤範子議員) 初めに令和4年度予算編成の基本的な考え方についてお伺いいたします。 昨日の補正予算でもありましたが、やはり今新型コロナウイルスもだんだん収束したように見えますが、先の見通しがつかない現状でありまして、庄内町では最近はないようでありますが、クラスターなどが起こっております。やはりこの感染症対応地方創生臨時交付金は今後も引き続きなされると思いますが、住民のための支援策に目を向けるべきではないかと思いますけれども、この予算編成にあたっては最大の効果を発揮していきたいというようなこともありましたので、このことを期待して、この予算編成の基本的な考え方については終わりたいと思います。 それから、子育て環境の充実についてであります。最初に第1子からの出産祝い金でありますが、令和4年度は確かに第1子から5万円の支給になっておりますが、昨日の条例ではひまわりっ子誕生祝金支給条例は廃止されましたが、子育てするなら庄内町へようこそとして、3人目にはやはり10万円を支給し、若い方々が定住できるよう今後に向けての考え方についてお伺いいたします。 ◎町長 昨日も多少議論があったところではございますが、まずは第1子、第2子ということではなくて、その年に生まれたすべてのお子さんに5万円ずつということであれば、今までは第3子から10万円ということですので、第1子に5万円、第2子に5万円、第3子も5万円ということであれば、今までの10万円よりも当然そこで通算すれば15万円になるわけでございますので、まずは一歩前進させていただいたということでご理解いただきたいと思います。 なお、先程の1回目の答弁で除雪の基準、降雪量10cmのところを積雪量と言ったようでございますので訂正をお願いします。 ○副議長 そのように対応いたします。 ◆2番(工藤範子議員) やはり私も何度も給食費やいろいろな点で先進事例を出しておりますが、やはりこの先進事例を見習って、もう少し子育てにはもっと力を注いでもいいのではないかなと感じます。以前、三川町の出産祝金についてお話しましたが、いま一度申し上げますと、出生児には一人につき10万円、二人目からは20万円、それで、第2子以降は次の年に50万円をあげて6年生まで10万円ずつというような三川町の子育て出産祝金制度がありますが、やはりこれに近づけるような施策に頑張っていかなければ、この町の出生数は上がらないと思います。年間の死亡数が300人で出生数が100人となれば200人の減少になるわけですから、これをやはり少しずつ上げていかなければ、もっともっと人口が減っていくのではないかなと思っております。 このひまわりっ子誕生祝金については、もう少し今後に向けて考えていただきたいと思いますが、いま一度町長の考えはいかがでしょうか。 ◎町長 ひまわりっ子誕生祝金も含めて子育て支援はやはり一つの施策だけではないと思っています。当然おむつをいただいたりお茶碗のこともありますし、ブックスタートということも行っております。年代年代に応じて切れ目のない施策を行っていくこと。そして、今出生数のお話もございましたが、移住定住も含めて多くの皆さんから庄内町に住んでいただけるような施策、あるいは企業誘致とも絡んできて、例えば地元の雇用の場があればそこに人が集まるということも当然ございますので、そんな複合的な視点で子育て施策についても一緒に考えていければと思います。 ◆2番(工藤範子議員) やはり子育て支援策はなかなかお金もかかることだからすぐにはならないと思いますので、この4年間で前進することを私は望みたいと思います。 次に、学校給食費は次年度からはどう検討されているのかについて、第48回目になる共産党の2020年度予算編成に向けての要望書の回答書には、保護者のさらなる給食費負担軽減については他自治体との状況を確認しながら総合教育会議で調整をしていきますと先程町長から説明がありましたが、私は平成29年3月定例会で県内の状況を質問し、全国では、その当時では62自治体が前進していると調査し質問をしております。さらに平成25年6月には兵庫県の相生市の手厚い子育て支援策として先進事例を取り上げ質問してきました。また、平成21年にも同様のことを取り上げているにも関わらず、これから調整していきますとは議会での質問はその場限りで私は終わるのか甚だ疑問に思います。 子育てを考えるときスピードを上げなければ日本一の子育て環境とまでは言えないのではないでしょうか。調整会議はこれからどのような内容を協議するのかお伺いいたします。 ◎教育課長 来年度の給食費の考え方でございますが、特に今年度と変わらずということになります。生活に困窮している世帯に関しましては要保護世帯、準要保護世帯を認定し、その方々に扶助費という形で支援していくということになります。給食費に関しましては総合教育会議の中で話題にさせていただき、意見交換をしたところでございます。現状を説明させていただき、委員と町長で意見交換されましたが、やはり難しい課題であると。給食費無償化することにより1億円という財源がなくなるということもありまして、簡単に決められるものではないということで、その場では結論が出なかったと思っております。 新しい施策としましては給食というものもございますが、教育委員会としましては、例えば特別に支援が必要な子どもが増えているですとか、教職員の働き方改革のために人が必要であるとか、それから令和5年度から中学校の部活動が地域移行になるなど新しい課題も増えてございます。そのようなこともございますので、そちらをすべて取り組むには経費がかかるということでございますので、その辺のバランスを見ながら判断していかなければならないということで今のところ考えているところでございます。 今後とも給食費のことに関しましては総合教育会議や教育委員会の中で話し合っていくということになると思います。 ◆2番(工藤範子議員) 私は先進事例を何度も説明したように話はしておるのですが、教育予算ではいろいろ今理由を挙げられましたが、そのような理由を挙げればきりがなく、いつ給食費無料化に向かわれるのか、ほど遠い話だと思います。1億円がかかるといったことでありますが、規模の大きい寒河江市とか規模の小さいところでも行っております。ですから、そういう規模の大きいところを一応見習って、人口が少なければ行える、2万人3万人の人口では行えない、大規模、中規模、小規模に関わらず行えば、やる気があればそれに向かって行うのが仕事ではないかと私は思うのです。 先程要保護、準要保護のお話もありましたが、これは就学援助制度から成り立っているので、町の財源はいくらかは入っていると思うのですが、これは国からの就学援助制度で成り立っているものですから、そういうことは理由の一つにはならないと私は思うのですが、いかがですか。 ◎教育課長 協議が全然進んでいないというご指摘でありましたが、議員ご存知のとおり教育委員会とは教育委員による合議制による執行機関ということでございます。教育委員の皆さまのご意見を聞きながら進めていくという組織でございますので、やはり事務局が勝手に進められるというものではございませんので、その辺のご意見を聞きながら教育施策については進めていきたいと思います。 ◆2番(工藤範子議員) 教育委員会は別個というのは私も分かりますが、やはりこういった質問があればあったように事務局からそういう提案もなされるべきだと思うのですが、これまでそのようなやり方は行っていなかったのですか。 ◎教育課長 先程の町長の答弁にもございましたとおり総合教育会議、10月に行われました会議の中でそのことは話題にさせていただき、町長と教育委員の中で意見交換をされたという状況でございます。 ◆2番(工藤範子議員) そういう調整会議もあるのだとすれば、もう少しスピード感を持って行っていただきたいと思います。今現在の暮らしの中では皆さんもご存知のように原油高に加えて食料品や諸物価が値上がりして3人の子育てをされている方からは給食費無料について期待をしていたのに残念であると嘆きの声を聞いております。いずれにしても町長の公約は町民との約束でありますのでそのことを念頭に置き、町民は実現することを期待しているのでありますから最後に町長の見解についてお伺いいたします。 ◎町長 当然公約でありますので4年の中でしっかり実現に向けて前に進めるようにしたいと思います。しかしながら先程来、額とか人口とかそういうことではなくて、やはりその地域のニーズというものをしっかり確認しながら行っていくということが一番重要だと思っていますので優先順位も含めて、あるいはその国・県も含めながら自給率の向上でありますとか有機農産物の25倍に増やすでありますとか、いろいろなことで農産物、学校給食についてもいろいろな施策の変換も考えられますので、そういった動向も注視しながら今後無料化に向かえるように頑張っていきたいと思います。 ◆2番(工藤範子議員) それでは最後の除雪対応についてお伺いいたしますが、先程は町民からの要望や苦情はどのようなことがあったのかとお話ししましたところ除雪の遅れや幅出しといった件がありましたが、担当課には、では今回の除雪について苦情はどのくらいあったのでしょうか。 ◎建設課長 除雪の苦情でございますが、2月28日までで一応まとめておりまして、203件となっております。この数について参考までにですが、昨年も豪雪対策本部を立ち上げたと思いますが、昨年は最後までで140件というまとめ方をしていたところでございます。以上でございます。 ◆2番(工藤範子議員) やはりいかに今年はこの雪で悩まされたというようなことがこの苦情件数で分かると思いますが、基本方針には雪国に暮らす私たちには漏れのないように事業計画が記述されております。1月4日の現状を申し上げますと、除雪路線になっているにも関わらず、除雪車が来ないため医療機関に行くことができない方、アパート3棟ある箇所ではみんなで車を1台ずつ押し出して、やっと車を動かして出勤をしたとか、また三郷原の養豚団地では飼料運送会社から除雪業者に連絡をし、やっと通れるようになったということでありましたが、これでは雪害から町民生活を守り、産業活動の維持発展を図ることができると言えるのか。飼料運送会社はその日は養豚団地まで行くことができず、翌日に配送されております。餌ですから死活問題になります。 以上の除雪状況を除雪業者にはどのように伝えたのでしょうか。 ◎建設課長 1月4日の件とあともう一つは三郷原の件ということでのお話でした。まず三郷原の件についてはその日、その連絡があったときは地吹雪が多かったときで、吹き溜まりや吹き山が多かったときかと思われます。どこの路線も同じような状況がございまして、それに対して早急な解消を指示しているところでございますが、要は風によってやってもやっても次から次にまた塞がるというところもございまして、なかなか進まなかったことは事実でございます。それと三郷原に関しましては町長が先程申し上げたように今年はやはり雪が多いということで、例年の除雪の仕方で再度横の方に雪を押し出しているような状況になっているわけですが、だんだん狭くはなってきていましたと、それに吹き山が加わってなかなかできなかったということで申し訳なく思っているところでございますが、これについては除雪車と言えどもやはりなかなか天候には勝てるものではないということはご理解いただきたいと思います。町の方でも委託業者と相談をしながら適切な交通の確保に努めてはおるところでございますが、天候になかなか勝てないというのはご理解をいただきたいと思います。 あと1月4日の件でございます。これについては1月4日の記録を私も少し調べました。調べたところ、1月4日、この業者は少し判断が遅れたようです。他の業者は午前4時と言っても4時を待たずにもう積もると判断して出たという場合もございますし、業者によっては今年のように風が強い状況がありますと10cmまでまだないというように判断する場合もございます。判断が遅れると除雪に行くのも遅れるという状況が生じかねないということになるかと思います。町内の建設業者に除雪をお願いしているわけでございますが、それぞれ世話人の方が判断してゴーサインを出すという形になりますので、その辺については判断が遅れたことについては申し訳なく思っているとこでございます。以上でございます。 ◆2番(工藤範子議員) 天候には勝てない、それは誰しも思います。だけれどもやはり町民の皆さんは日々の生活をやっているんです。医療機関に行くことができなければ薬の処方箋も貰えないし、予約がまたいつ取れるのか分からないし、そういうことの諸々があります。ですから私はそのようなことはあってはならないと思のです。 それで、この除雪業者にはどのような話をしたのか。今参考として申し上げましたが、除雪業者の方々にはどのようなお話で、私が今こういう現状をお話しましたが、まだ数々ありますが、今は一例を取って申し上げているのですが、このことについてどう指導されましたか。 ◎建設課長 一例ということでございましたが、普遍的なことでお話させていただきます。まずは吹き山もしくは道路の幅が狭くなってきていて、雪をどこに押そうかということでございますが、これにつきましては町の方では、周りが農地であっても事前に話をしていなければ、そこに臨時的であってもなかなか奥まで行ってはだめですよと、地権者の方もしくは耕作者の方に確認して置いてくださいと指示をしているところです。ですので、そこの雪は排雪という形でその道路域外の方に排雪するというような指示をしたところでございます。ただ、どうしても車がスタックしてとか、そこを一旦退けないという緊急的なものであれば別ですが、閉塞しているという状況だけではそこのすぐ脇にやってもいいかと言われればすぐはだめですという指示をするしかないという実情です。 今は農地の場合で申し上げましたが、これについてはいわゆる街中、家があるところも同じで、当然民地の方、地権者の方の確認を得て置いてもいいですよということであればそれは問題ないのですが、それを取らずに置くということのないように指示をしているところでございます。ただ、特に今年は街中の場合ですと、路側に置いた雪が高く積もってしまって、その上に置いた雪がこぼれてしまうというのはやむを得ないかなと思いますが、それは意図しない雪なので、そういうことまでもどうのこうのということではないのですが、基本的には民地の方の確認を取ってから了解を得て置いてくださいというように指示をしているところでございます。 あと遅れに関しては、これについては私どもでも痛感したのですが、今年のように風が強くて、積雪だけ新しく積もった雪だけでは分からない場合だと、1月4日というと今年の降り始めの方ですのでなかなか判断できなかったこともあります。そうすると、例年降雪10cmという基準が基本的にあるわけですが、吹き溜まりができそうな場合は降雪10cmでなくても出ましょうという基準を今度作らなければいけないかなと感じているところでございます。ただ、これについても、ではいつならいいのかという話が出てきますので、今年の状況を再度確認して検討いたしまして、午前4時で降雪10cmという基準のほかに、今年のように地吹雪がひどいときはある程度事前の判断で、午前4時なら4時でもいいですから、そこで出動してくださいという形をとらないといけないのかなというようには感じているところでございます。以上でございます。 ◆2番(工藤範子議員) 私は市街地の除雪について先程、例えば医療機関に行けなかったとか、アパート3棟もあって、その辺には30世帯もあるわけです。ですから、そこは生活路線になっているにも関わらず、除雪がなぜ入ることができなかったのか、この点について伺っているんです。その後、翌日に来たそうですが、きちんと生活路線になっているところは遅くてもその日、午後からでもその日、午前4時から回ることができなかったらお昼からでもいいし、では、なぜ次の日に回ったのでしょうか。 ◎建設課長 私どもでは当日に回っていると確認していた、そう思っていたところでございます。私どもの確認が甘いということであればお詫びするしかないのですが、再度確認して、もし当日でないとすれば厳重な注意をしていきたいと思います。工藤議員が今お話したように除雪路線はとりあえずその日のうちに1回は回らないといけないというように捉えておりますので、この点、私どもの確認が甘いということであればお詫びいたします。 ◆2番(工藤範子議員) 私は1月4日に町民の方からそのように言われましたので、その日、担当課に来たんですよ。ですから、課長の方には連絡がなかったということですね。やはり連携がなければ、今課長から言われるような答弁になるわけですが、やはりこういう豪雪のときは緊張感を持ってやらないと、町民の方々はこういう地吹雪の田んぼにある雪溜まりとかそういう状況も調べるのもいいですが、生活路線ですよ、まして市街地ですよ。片方に行って片方に来ないんですよ。ですから、そういうことのないようにきちんと行っていただかなければ生活は守れないし、安心して生活もできないのではないですか。いかがですか。 ○副議長 暫時休憩します。            (14時16分 休憩) ○副議長 再開します。              (14時22分 再開) ◎建設課長 大変申し訳ございませんでした。ただいま除雪車のロガーということで行動記録、走った記録を確認してまいりました。1月4日ですが、8時半頃には除雪作業を、たぶん工藤議員がおっしゃっている箇所に行っているということで記録になっているようです。 ◆2番(工藤範子議員) それはアパート3棟がある箇所だと思うんです。ですが、街中から少し外れた集落、住宅街があるのですが、そこには次の日に行っているんですよ。ですから、私は今年の雪が多くて皆さんから言われるものですから、地図で探してこの場所ですよと、毎日のように言われれば場所を教えるために来ていたのですが、それで電話ですと場所が見当たらないので場所を教えるために地図を見てここですよということをきちんとお話をして、その方には連絡をして、そしたら次の日の午後から来て、それで綺麗にしていただいたありがとうございましたとお電話までいただいているんです。 ですから、何もただ、こういう豪雪でありますから、行ったの行かないの、それはまず今後の課題にして、やはりきちんとした生活路線であれば皆さんからそのような、でも8時半頃に行ったと言っても、もう会社に皆さん行っているわけですから、もう行く前に除雪をしなければならない場所ですから、そこはきちんとそういう方々が会社に勤めなければならないわけです。新年度始まって最初の日ですから。ですからそういうことのないようにしていただきたいということを私は申し上げておるんです。 ですから、この雪ですから天気任せもあるわけですが、天気情報は順次に、1時間ごとに天気予報が発表されますし、そういうことも加味しながら除雪業者にはそういう天気を見ながらやっていただくような配慮も必要ではないかと思うんです。 今年度は豪雪対策本部を立ち上げるほどの大雪でありました。空き地や公的な施設の排雪など緩和するなどの検討をされたのか。また雪の置き場所ですが、市街地の住民はこれまで歩道などの雪を先程雪の置き場所というような話がありましたが、その公的な場所に捨てていましたが、ここには捨てて悪いのだから、業者の方からは警察に知らせるといった業者がおりましたが、そのことは住民はそこには何十年も捨てておったのだが初めてこのようなことを聞き驚いたと話されました。町はこういった事実を知っているのか、また業者にはどのような指導をされたのかお伺いします。 ◎建設課長 先程行った行ってないの件については、後程でも構いませんので、再度工藤議員から教えていただきたいと思います。 それから、その次の町民と業者とのトラブルの件でありますが、これについては町では一応承知しているところでございます。業者の方には穏便に対応するように指導したところでございます。 ◆2番(工藤範子議員) 穏便に対応するようなという言い方ではなく、やはり高齢者が歩道をダンプで除雪して、その辺、歩道などを綺麗にしているにも関わらず業者から、これまで何度も雪の度にここを綺麗にしておるのですけれども、そんなことを言われたのは初めてで、警察に教えると言われて夜も眠れないというお話をされました。ですから、業者にはそのような、業者としてのモラルがあると思うんです。ですから、きちんとそういうことも指導していただきたいと思います。 また、除雪作業者は二人体制ではないのでしょうか。 ◎建設課長 除雪作業者は原則二人搭乗していただいて作業するということになります。ただし、給油とか陸送、移動のためだけ、運搬といいますか、そういう場合に関してはそこまでは規定していないところでございます。 ◆2番(工藤範子議員) 私は昨年も除雪作業しておったところ業者を見ましたが、今年もたまたまその業者が一人で除雪作業を行っておりましたので、すぐ担当課には連絡しましたが、注意喚起は業者にはどのようにされたのか。なぜまた繰り返されるのか、重大事故でもおきたら私は大変ではないかと思いますが、この除雪業者についてはしっかり遵守していただくよう図っていただきたいと思うのですが、その業者にはどのように指導されましたか。 ◎建設課長 いろいろな事情で一人で乗ってはだめかというような相談を受けることもありますが、基本的には二人でお願いしますということで指示をしているところでございます。工藤議員が見かけられたものに関して、私どもでは連絡を受けてすぐそこの業者には一人ではだめですという指示をしたところでございますので、その際、私どももなんとも言えないのですが、現地に確認行くまでの間にどうなるかということも分かりませんので、今後そのような事象があれば、できる限り現地で指導したいと考えているところでございます。 ◆2番(工藤範子議員) その現地は緑町の公園の脇でした。それで、12月25日、9時45分です。ですから、そのときは業務を行っているなと思って、年度末でもないしと思って担当課にすぐ連絡したのですよ。ですから、そういうところを私はきちんと見ているんです。写真は撮らなかったですが、やはりそういうことはあってはならないということをきちんと指導しなければだめだと思いますが、今後についてやはり十分気をつけていただきたいと思います。 今冬の積雪は夏場に各地で頻発する、数十年に一度の集中豪雨と同様に考えておき、備えが大切であることを教訓として学んだのではないでしょうか。担当課として今後いろいろな点について総括をされると思います。緊急自動車や消防自動車が通れないような状況では町の責任が問われます。町民が安心して暮らしていけるよう万全な対策を強く行うべきであります。 最後に、町長から除雪対応について、これまでいくつか例を挙げて申し上げましたが、これは数点の疑問な箇所であって、まだまだ数多くあるのですが、これは時間の関係上申し上げませんので、これと似たような類似するものでありますので、その点は割愛しますが、最後に町長からこの豪雪に対しての要望・苦情などについてお伺いします。 ◎町長 もちろん担当課もしかりですが、私のところにも何件もそういう要望・苦情等も直接来ているものもございます。対応できるものについては随時対応させていただいておりますが、冒頭申し上げましたように、まずは業者の皆さん、あるいは関係の区長の皆さん等々、あるいは今年はその対策本部も立ち上げましたので全体としての総括をしっかり行っていきながら来年度に向けて十分対応できるように行っていければと思っておりますので、まずはご理解いただきたいと思います。 ◆2番(工藤範子議員) いつどんな災害が起きるか分かりませんので、しっかりとした対応をしていただきたいと思います。以上で終わります。 ○副議長 午後2時50分まで休憩します。      (14時33分 休憩) ○副議長 再開します。              (14時50分 再開) ◆13番(五十嵐啓一議員) 先に通告しておりました内容について質問いたします。 第1項目目地吹雪時の交通確保についてであります。毎年、地吹雪による吹き溜まりと視界不良により、主要道路において車が立ち往生する日が何日かあります。道路管理者の除雪体制では、解消は厳しいと思われるが、時折、道路沿いの集落の方々が立ち往生した車を押したり、トラクターで引き上げるなどの手助けにより、走行が復旧した事例があります。このようなケースは今後もあり得ることから、町が主導するお助け隊的組織の構築はできないか。 2項目目はギャラリー温泉「町湯」の駐車場についてであります。町湯と隣接するショッピングセンター・アピアの事業廃止、また、JA庄内たがわにおいては、支所施設再編の説明会が行われ、新余目支所の廃止と、敷地を売却する構想であるようです。今後、周辺の開発を町はどう対応していくのか。また、町湯の駐車場の確保をどう考えていくのか。以上、2項目について1回目の質問といたします。 ◎町長 それでは五十嵐啓一議員の質問に答弁をさせていただきます。 質問については2点でございました。地吹雪時の交通の確保についてということで、先の議員からも先程も質問がありましたように、今年はまさに豪雪でありまして、五十嵐議員の近くの主要道路においても非常に地吹雪が立ってというような報告も受けておりました。また町外の方からも実は「庄内町地域は随分人が手伝っていただいている大変すばらしいところだね」というようなことも含めて聞いていることもございます。 町もそうですが道路管理者の除雪体制では、簡単にそのような形で行っていくのはなかなか難しいのかなというのが現実でございます。立ち往生した車を地域の方で協力して手助けすることは、とても素晴らしいことであると思っておりますが、本当に大規模災害ですとか人命に関わるということは別にして、公共の立場でなかなか主導するのは難しいのかなというようには捉えております。 地吹雪等の荒天時の作業であること、手助け中のけが等のおそれがあること、周囲の通行車両への規制が必要であることなど、ボランティアの志のある方々の安全や安心を最優先すると、町が主導してそのようなお助け隊的な組織をするのは少し難しいのかなというようにも捉えております。 友人知人など、心許すお付き合いのある方であれば別の考え方もあるかというように思いますが、ロードサービス等を利用いただくことがまずは基本なのかなと思っていますし、まさに荒天時の不要不急の外出はなるべくとか、あるいは本当に一番大きいであろう幹線道路を優先して、多少遠回りでもあってもそういうところを、どうしても出なければならない場合はそのような配慮をしていただくとか、時間に圧倒的余裕を持つとか、いろいろなことが考えられますが、まずは考え方としては非常に理解するところでありますが、現状ではなかなか難しい課題があるなというようには思います。 2点目、ギャラリー温泉町湯の駐車場についてということでございます。この問題についてもアピアがなくなってからずいぶん跡地利用についていろいろなご意見がありました。先般JA庄内たがわ新余目支所についても説明会があったようでございますし、町としても担当レベルではありますが、意見交換を少しさせていただいているところでございます。 多少当初のお話から話が二転三転と、正確な情報を掴むところが難しい部分もあったりして、先般お聞きしたところによればJA庄内たがわ新余目支所を解体した跡地には商業施設というようなことでお話を伺いました。とすれば、当初は宅造だという話もあったものでありましたから、そうすると駐車場部分はしっかりとこちらで要望というか、どこからどこまではという部分も含めて、町として町湯の駐車場の確保に努めなければならないのかなというように思っておった部分もあったわけですが、商用施設ということであれば少し共同利用もできるのかなということでありますので、今後しっかりと先方と協議をさせていただきながら、町湯の運営経営に支障がないようにすることがまず基本だというように思っていますので、いずれにしましても、JA庄内たがわ新余目支所の総代会が6月ということでございますので、その状況を見ながら、あるいは隣接するアピアについても今別の会社から買収という申し出も出ているようでございますので、その推移もしっかりと見ながら総合的に判断をしていきたいというように思っております。 現状で分かっているのはその範囲でございますので、まずはご理解をいただきたいというように思います。1回目の答弁とさせていただきます。 ◆13番(五十嵐啓一議員) 今町長の方からは地吹雪における立ち往生になった際に、やはりそういったボランティア的な活動については危険性もあることから、町が先導を切って、町が呼びかけて、そういったお助け隊的組織を構築するのは難しいと、そういった話でございました。ロードサービスとかそういったものを活用という話がありましたが、実際に地吹雪になったとき、ほとんど町のまたは県の除雪車もその箇所には到達できないわけですよね。私も今シーズン2回ほど立ち往生して、町の委員会に来るのもギリギリに来たりといったこともありました。そのときを考えてみますと、後ろから来た車は誰も降りてくれないのです。前の車がどうなっているかが分かりませんし、ほとんど状況把握できないままにみんなでもって、十何台の車がそこに立ち往生していると、そういった状況でございます。 そういったことを自分の考えで、経験したことから見ますと、ほとんどが1m先も見えない、脇も見えない、それから道路の幅は把握できているんですが、道路の今どの部分に自分の車が置かれているのかも分からないような状況で、対向車が来たら衝突してしまうような状況でございます。ですから私は町の除雪車とか行政の除雪車とか、それからJAFとか、そういったところについてはもうほとんど吹雪時については無理だと思っております。 その中で実際にそういった私のいつも利用している県道44号、余目から藤島までの道路ですが、その道路では近くの集落の皆さんが今シーズンも何回か動員しているようです。そして車を押したり引き上げたり、そういった活動を行っているわけですので、私はただ皆さんの厚意に甘えているだけで、この問題が解決するのかどうなのかということを考えてみますと、先程町長の話も分かりますが、実際はもうほとんどノロノロ運転がやっと動いている状況の中で、そういった町長が心配するような交通事故とか、けがをするとか、そういったものというのはあまり考えられないのではないかと思うんですが、その辺の町長の考え方をもう一度伺いたいと思います。 ◎建設課長 先程町長が申し上げましたように、作業中、仮にそのような作業をしたときにどうなるかということでありますが、一番直近では先日国道47号でとまってしまった車が、その方が帽子か何かが飛ばされてというように新聞には出ていたのですが、追従して追い越そうとした車とぶつかってしまったという事例もございました。そういうことが先程五十嵐議員がおっしゃったような状況の中ではないとは言い切れない状況がございます。 町長もおっしゃったように庄内町ではそのように助けてくれる方がたくさんいるという状況は非常に良いことだと思いますし、それを否定するわけではございませんが、行政が主導して、いわゆる音頭をとって、これを行いましょうというのはなかなか難しいというように、安全面からも難しいというように捉えているところでございます。 ◆13番(五十嵐啓一議員) それでは先程話をしました、そういった除雪体制ではないのです。除雪体制がどうとか、ブルドーザーが来ておいて、除雪車が来ておいて、そこのところを何とかしてくださいという話ではないんです。もう除雪車が行った後にまたすぐ吹き溜まりができて、全然前が見えない状況の中で吹き溜まりに突っ込んで動けなくなる。後続車がずっと止まってしまう。それから対向車も来られない。そういった状況であるということは皆さん理解できると思うんです。それではそういった状況になったとき、町に救助要請とか、そういったものが来たときはどういった対応を行いますか。それをお伺いします。 ◎建設課長 町にその一報が入った段階では町としてはいわゆる確認事項として警察等には連絡してあるのか、後はどの場所なのか、そういうのを確認します。けががあるかないかも含めてですが、一番先にはけがとか何かないですかと、次に警察等にはご連絡差し上げましたかと。そして場所に関してはその後になるかと思いますけれども、それでいわゆる町がそこに救助に行くということは基本的にはしておりません。あくまでもロードサービスをご案内したり、警察のご案内をしたりしていることでございます。 ただ、町としてはその情報がありましたらできる限り速やかに別の迂回路の用意というかそちらの準備、道路管理者のネットワーク等を使いまして、県道であってもそうですし、国道であってもそうですが、どこを回していくというような形での相談をするという形になっているところでございます。当該人の救出に関しての事項に関してはやはりロードサービスなり警察なりに委ねているようなところでございます。 ◆13番(五十嵐啓一議員) なかなか話が噛み合わないんですが、事故も起きているんです。車と車が接触したり追突すればそれは事故なんです。それは警察対応なんです。そうではなくて、私が言うのは全体、視界が悪くて進めないという状況なのです。具体的な話をしますと、そこに誰かが、みんな見えない状況の中、もう何kmもそういった状況でないんです、地吹雪ですから。発生する箇所はどことほとんど分かるんです。ここの区間100mくらいだとか、もう天気が良くてもそこの区間だけが全然ホワイトアウトになるとか、そういった現象なんです。そのとき車がどんどん通行しているわけでもありませんし、みんなとまるかノロノロ運転しているかなんです。 またそのとき私の経験からすれば誰かが歩いて誘導灯でも持って、何か目印があれば動くんです。目印がないから動けないのです。県道ですと脇にポールがありますが、ポールを目安にしてなんとか少しずつ動くことができますが、そのポールさえ見えないときもあります。ですから私が提言しているのはそういったとき近くの人が今までも行っているわけですので、その誘導灯、光るような、点滅するような誘導灯を持って先頭を切ってくれれば車は動くんです。そうするとスムーズに私は行くと思うんです。 ぜひそういったものを私は集落と集落の間はここの集落の皆さん頑張ってくださいお願いしますよと、それはボランティア的な自発的に行えればいいのですが、私は町が先導してそういったことをやったら、もっとそれに参加してくれる方も少し意気込みも違いますし、意識も違いますし、そういったことが一つは住民と行政と、それらが一体となったそういった安全確保、それが地吹雪だけでなく他の部分についても何か非常時にそういった活動というのは住民の自発的な行為が絶対必要になってくるわけでございます。ですからそういったことを私は、そんなに私は危険なことでもないし、住民の方にしてみれば大変なことかもしれませんが、ぜひそういったことを私はできないものかなと思っていますが、もう一度町長の見解をお聞かせ願いたいと思います。 ◎町長 先の議員の方にも先程豪雪対策の総括という話をさせていただきましたが、今冬の雪については本当に大変な量でありまして、特に余目地区においては今まであまり経験がなかったような道路の脇に壁ができるような状況もありましたので、そういった意味では少し風が吹くとすぐに吹き溜まりになる。あるいは降雪量が大したことがなくても風が強い時期もずいぶんありましたので、特に防雪柵のない部分については必ずそこが吹き溜まりになってしまって、全然大丈夫だろうと思って行っても風で雪が飛ばされて、刺さっているという状況も何箇所も見られましたので、そのことも含めて総括の部分が一つ。 もう一つはやはり五十嵐議員も交通安全ということで行われていますので、そういった安全協会の皆さんであったり、あるいは今後豪雪対策にどのような形が可能なのか、住民自治ということもありますが、学区単位でそういうお手伝いができる方がいらっしゃるのか、ボランティア団体も含めて考えていく必要があるのかなというようにも思っていますし、併せて北海道などでは豪雪に備えて標識が上から逆に付いているというところもあって、県・国についてもこのような豪雪時はなかなかポールだけでは見えないというところもありますので、何らかの新しい施策、目印みたいなものがないのかということについても確認をさせていただきながら、多方面から少し検討させていただければと思います。 ◆13番(五十嵐啓一議員) やはり町としてそういった組織を作るというのはかなり厳しいという話は理解をいたします。しかしそういったちょっとしたことでも交通がスムーズにいく、それからホワイトアウトの中で何とか通行できるそういったものも一つの方法として先程私が話をしたようなことが一つあるのではないかと思います。そのために光る誘導灯みたいな、それから交通の監視員が着るような光る防寒具とか、そういったものを提供いただきながら、ボランティア的組織などができればそういった形でもって進めるのもいいのではないかなと、私も安全協会の関係の仕事も行っておりますので、自主的に参加できる人、協力してくれるような人がおりましたら、そういった物資の提供なども町の方に依頼をしていきたいと思います。 続いて次の町湯の関係の質問に入ります。先程町長から若干の相手側と話し合いはなされているといったことでありました。2月末にJA庄内たがわの支所再編についての話し合いがされました。そして私もその席上に行って話を聞いてきたわけでございます。その話の内容ですと3月に各集落のJA庄内たがわを回りまして支所再編についての話し合いを行い、そして6月の総代会をもって皆さんからの承諾を得ると、そういった手順で進んでいきますという話でございました。 JA庄内たがわの方ではもうその部分については支所再編と今の新余目支所の売却については執行部ではもう決定事項であるために組合員の承認を得るといった手順だと思います。その中であそこのJA庄内たがわ新余目支所の売却にあたってはショッピングモールアピアの再開発の話が先行して、それに伴って「どうですか農協さん、こちらの支所の方も売却できませんか」と、そういった話が業者の方からあったと。それで農協の方も梵天の建物の維持改修は大変な状況にきているから、アピアと一緒に売却をしようかといった話の内容でございました。 そうしますと、これから町湯の問題が、当然あそこには駐車場がございませんし、それについてこれからどのような形で町湯を円滑に運営していく方法、これについて先程町長から若干話がされましたが、農協の方との交渉では私はもうだめだと思うんです。農協が売却する相手先との交渉になってくると思いますが、その辺はいかがですか。 ◎商工観光課長 今回の余目支所の再編それから売却の構想については先程町長も申し上げましたとおり、これまで農協の方と私の方と意見交換は何回かさせていただいております。ただ、今現在はまだその支所については農協が所有でございますので今後の町湯の駐車場も含めまして私どもと交渉するお相手の方は農協の方かなということで思っております。ただ、その新たな所有者の方とも今後町湯の運営に支障がないように駐車場の確保も含めて、また入り口も含めて運営に支障がないように、その点についてはこれからも協議を重ねさせていただく予定でございます。 ◆13番(五十嵐啓一議員) 農協の方がどういう形でもって売却する相手との売却方法について話し合っているかは当然我々知る余地もありませんが、農協も相手のこれから事業をあそこを開発する事業者もそこを、この間のJAの話ですと住宅団地を行っていくと、そういった話をされておりました。そうしますと、ある程度の規模の住宅団地を確保するために全部欲しいと言っているわけですから、それを町湯のために庄内町のために農協がそれを半分は残しますよと、そういったことにはなってこないのではないかと、そういった農協の話にもなっているようでございます。どれが正しいのか分かりませんが。 そうしますと私はゆっくり考えている、もう1年後には、農協の計画では来年の3月には全部売却すると言っているわけですので、そしてその後に解体も始まって、2年後にはもうあそこは更地になるという状況になってくるわけですので、そんなにゆっくりできるような話ではないと思いますが、いかがですか。 ◎商工観光課長 私の方も昨年度末にこの話を伺って、まだ2、3回、昨日で3回目、まだ3回ぐらいしか意見交換をさせていただいておりませんので、最終決定は6月の総代会というお話を聞きながらも、農協の売却先であります新しい施設の所有者、その方とも今後交渉はさせていただく予定でおります。しかるべきときが来ましたら議会の方にもお話をさせていただき、皆さんの方からご理解いただきながらこの事業と言いますか、町湯の運営等についてご理解をいただきながら事業を進めていきたいと思っております。 ◆13番(五十嵐啓一議員) 町湯の事業の開始を初めて提案なったのは10年ほど前になるわけでございます。そのときはあの梵天、農協、またはあそこにAコープがあったわけでございますので、町から提案されたときに梵天もAコープも農協もあそこからなくなるなんて誰も思ってなかったわけですよ。あれは永遠に続くと、プールもあったわけですし町との関係も深く関わりがあったわけですので、それで永遠にあそこの土地、駐車場は町湯がある限り利用させてもらえるものだと、そのために町湯もああいった形でもって設計して運営してきたと思いますし、町もJAの方とその契約も、利用させてもらうとか駐車場を賃貸の料金を払うとかそういったことは行わないでやってきたと思うんです。ずっとあそこは継続していけるものだと、あのときはみんなでもって、それならいいのではないかという形でもって町湯の事業がスタートしてきたと思います。今考えれば誰もこのようになると思いませんので、駐車場もないような確保できないような温泉施設などを、今考えればこんなことはあり得なかったわけでございます。 しかし、今度あのJA庄内たがわの広大な敷地とそれからアピアの裏の方のあの大きい敷地が新たな事業展開、私はそこに商業施設とそれから住宅団地を合わせたような形でもって、ちょうどビッグとか鶴岡市、酒田市にもあるようですが、そういったような形の施設があそこにできてくると、そのようになってきますと、そこに町湯の駐車場を確保していく。なかなか私は厳しいと思うんです。同じような商業施設でもって同じような駐車場を一緒に共用できるような施設がたまたまできればいいのですが、そうではない場合も考えられまして、あとは事業者の事業計画によるわけでございますので、私はこれから町湯の駐車場の問題、道路の確保の問題、今の降雪、冬場の除雪とか排雪の問題、それから夜間の騒音の問題、町湯を利用する皆さんの騒音の問題、それから温泉の源泉、例えばそこの施設の中に源泉があるわけですので、そういったものをどのような形でもって庄内町として利用させてもらえるのか、または土地を確保できるのかどうなのか、そういったものというのはかなり大きな問題がこれから山積してくると思うんです。 ですから、これからもっとスピードを持ってこちらに有利になる、それから町湯がこれからも持続できる、そのような交渉は誰が行うのか分かりませんが、逆に第三者を立てて行う方が、町の職員が悪いというわけではないですが、そういった専門的な方を立てて、そして、それを営業できるような交渉を私は素早く行うべきだと思いますが、いかがですか。 ◎商工観光課長 議員がご心配されるとおりに私どもも、今のその新余目支所があります梵天についてこのような売却の話が出るとはいささかも考えておりませんでした。その話があったときは本当に驚いたというところが正直な話でございます。併せて、その話を伺ったときに、そこを使っているプール事業とかそれから町湯の駐車場も含めて、これについては早急に対応していかなければならないということで、今いろいろな交渉をさせていただいております。しかしながら、まだまだその農協の執行部の方は、そういった再編、売却の話で進めておりますが、これから農協の集落座談会なり理事会、役員会なり、そういったところで一つひとつ確認を取りながらこの事業を進めていくということでございますので、こちらの方でもいろいろ協議はしつつ、まずは農協の動向も見ながら、情報をいただきながら進めていきたいと思っております。 先程申し上げたとおり、今その農協の跡地利用については商業施設ということで今構想が進んでいると伺っておりますので、町湯の駐車場確保については可能かなということでは今考えております。しかし、これまでは農協の方から駐車場については、双方の相乗効果、お客さまをお呼びする相乗効果ということで無料でお借りしていたというところがございますので、これが民間事業者の所有となればそういったところについては今後使用料が発生するとかそういった部分での様々な問題はあるかと思います。 議員がご心配されるように私どもで法的なことも今後はあるかと思いますので、私どもで解決できないようなことがあれば、やはりそこには専門家の方からも入っていただきながら、まずはそういった営業に支障がないように、またこの土地の有効活用を図られるようにいろいろ協議をさせていただきたいと考えております。 ◆13番(五十嵐啓一議員) 今担当課の方から様々お話されました。この町湯事業を立ち上げたとき、町長も前の町長になりますし、担当課長も今は、当時携わった関係者はもうほとんど残っていないという状況でございますが、行政としてはやはり責任はずっと継続しているわけでございます。将来展望をどのようにして行っていくのか。それから今課長がお話されました商業施設になるという、これは希望的観測かもしれませんが、新しい事業主が採算性を考えて、もっと違う方向でもって考えているかもしれませんので、その辺のことはやはり十分配慮しながら、それから町の農協の総代会などでもって今の構想がひっくり返るということはございません。これはこのまま執行部の役員会の提案どおりに進むと私は思いますし、そういった観測は抜きにして悪い方向でもって、やはり最善の方法を私は尽くすべきだろうというように指摘をいたしまして、私の質問を終わります。 ◎町長 なかなか事実確認ということからしっかり行っていく必要があると思いますし、議員も先程おっしゃられたように宅造であるのか商業施設であるのか、併せてアピア部分の用地と、JA庄内たがわを買収される方については2名の方がいらっしゃるようでございますので、その辺についても町湯の玄関の方はどちらかと言えばアピアの土地の方にすぐ隣接していますので、たぶん相手先も1名ではないというようなことも含めながら、6月の総代会前に一定の合意をしなければならないという部分も考えておりますので、まずは相手先と動向を注視しながら協議を続けていきたいと思います。 ○議長 おはかりします。本日の会議はこの程度にとどめ散会いたしたいが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長 異議なしと認め、本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。                          (15時29分 散会)...